僕ですぅ ページ6
重い扉をなんとかあける
『ふぅ…』
重い…誰だこんなに重たくしたのは
｢A…A王子…！？｣
『わっ』
びっくりした
顔をあげると大きな人影が覆いかぶさっていた
気崩れた紺のスーツと眼鏡を傾けて目の前の人物は大層焦ったように話しかけてきた
マンガの表現みたいよな
急に現れてよく見てなかったが
目の前の人物は
小さい頃からよく会うし、よく話す
鬱という名前の奴だった
｢い、いやA国王陛下！申し訳ございません！｣
｢A国王陛下が部屋に帰られる！道を！｣
｢｢はい…！｣｣
なぜかバタバタと行き交っていた人々は左右に別れて頭を垂れていく
『…？あぁ鬱。』
なぜ謝られたのだろうか
｢はいここに｣
人々に指示を出していた鬱が私の横で膝を付いた
『風呂行く』
まぁ良いか
頬の辺りが少しベタつく
アレは痛かった…
匂いも気になるし
｢え…風呂…｣
鬱が目を見開くいて顔をあげた
何故か衣服も眼鏡もズレる
『…？』
風呂だが？
｢はっ…！はい！申し訳ございません！
お風呂ですね！すぐに！！！
え、頬どうされたんですか？！｣
『…？』
何してるんだ鬱は
慌ただしいな
鬱は勢いよく立ち上がる
というか我、顔をあげるのも立ち上がるのも許可してないゾ？
｢では、国王陛下
コチラに。お手をどうぞ｣
急に見慣れた鬱に戻った
まぁとりあえず今は風呂に入りたい
ついて行くとしよう
『ん。』
Aは1つ頷いて歩き出した鬱に続いて歩いた
しばらく歩いていれば
｢A国王陛下…申し上げてもよろしいでしょうか｣
なんやろ
『…？はい』
なんですか
｢その…お清められるまえに医務室へ行かれては…｣
い む し つ
『？？』
なぜ
｢…いや、めっちゃ何故って顔されますやん！｣
実際なぜなのだが？
｢あぁ…いえ…頬が余りにも痛そうで…｣
そう言って鬱は眉を顰めて笑った
あぁ
『何度か付けてきてたな』
｢ぎくぅ！｣
『…？どうした鬱？』
騒がしい反応だな？
｢いえ、いえ…！いえ…
陛下には…その…縁がないことだと思われます…
はい…私個人の経験です…ふぁい…｣
『…？ならいい
じゃあ行くか…』
行くのか…
このだだっ広い廊下の先に…
Aが歩みを止めれば鬱もとまる。
『鬱』
｢はいここに｣
『
馬車がいるぞ
｢国王まだ5歳ですもんね…｣
『何か言ったか？』
｢いえ。独り言です｣
今何か悪口が聞こえたきがしたが？
さて
『疲れた。運べ』
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グラ - 折角出会えたのになぜ…更新を願う今日この頃 (3月26日 1時) (
レス) @page32 id: 35655b53f5 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の子(プロフ) - まじでずっと更新待ってました。ありがとうございます。この作品大好きです (6月21日 0時) (レス) id: 6d1c390153 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！少年少女とd！の皆様がきっと性癖なんだなって最近気づきました(笑)これからも絶対に好きになる文章を書くので楽しみにしててください！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！めちゃくちゃ励みになります！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます！文章よ！降ってこい！と祈りながら完結目指したいと思っております！絶対に良い！と言わせてみせるので！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いかずち∀ | 作成日時：2019年9月10日 19時
