隠蔽する者 ページ28
｢｢｢A･アルメティア国王陛下！｣｣｣
その場にいた3人は上擦った声をあげ、
勢いよく膝をつき頭を下げた
『…。お前などを待っていれば時間の無駄だ
此処でする。軍隊師を連れてきた。』
Aは真顔で外務将長の方へと淡々と吐き捨て
軍隊師へと一度視線を送る
すでに扉の方には同じく頭を下げている姿があった
『さて。外務将長聞いてやる
何をしていた 吐け』
黒いオーラが見える とはこのことを指すに違いない
けして荒らげている訳では無いが確かな怒の畏怖
グルッペンとトントンはこちらの方に向けられたAの鋭く細められた眼力に、顔が引き攣って仕方なかった
｢はっ申し上げさせていただきます
息子が側近として従えていると存じます。が、変わらないかと不安定な者では…
ですが正式な側近であればそう簡単に変わることは無く王も安心かと。そこで準備をしておりました｣
ソレを無視し笑顔で外務将長は語る
グルッペンとトントンは小さく舌打ちをした。媚び
｢ですがこの者が、自身の不始末を発見させない様、言葉を並べては時間を引き伸ばせたのでございます｣
「そんな訳がない…！」と、
唐突な悪意にグルッペンは今にも感情に任せて飛び出してしまいたかった。
が、この中では1番立場は低いことを解っている。そんな事をすればもっと自身や友人のトントンの立場が危うくなることも
想う。
将長があれ程引かなかったのは、話し合いの前に正式なものにすることによって、中々破棄されることはない…つまり今後自分達が王の周りにいれる。権力を高めれる。そんな事を企てていたのだと。たとえ、時間が押してしまったとして、立場が下の者。グルッペンに、責があると言いつけてしまえば何も問題がない。最初から仕組んでいたからなのだ
どうか…まだ……。と、ただ拳を握った。
｢以上でありますA国王陛下｣
つかの間の沈黙が部屋をうめる。
『愚かだな？』
グルッペンとトントンは予想の斜め上の言葉に思考が真っ白に飛んだ。(妙にデジャブを感じる)
『何を勘違いしている？』
Aが殺気を出す
『我はお前の愚行を寛容した訳では無い』
｢…！｣
流石に余裕に笑っていた将長の笑顔も引き攣る
許してはいない。つまり
『少し
死刑宣言
それにしても言葉選び。こっわ
『返事ぐらいしたらどうだ？』
「は、はｲ…｣
『…。』
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グラ - 折角出会えたのになぜ…更新を願う今日この頃 (3月26日 1時) (
レス) @page32 id: 35655b53f5 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の子(プロフ) - まじでずっと更新待ってました。ありがとうございます。この作品大好きです (6月21日 0時) (レス) id: 6d1c390153 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！少年少女とd！の皆様がきっと性癖なんだなって最近気づきました(笑)これからも絶対に好きになる文章を書くので楽しみにしててください！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！めちゃくちゃ励みになります！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます！文章よ！降ってこい！と祈りながら完結目指したいと思っております！絶対に良い！と言わせてみせるので！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いかずち∀ | 作成日時：2019年9月10日 19時
