…(cherry picking) ページ27
その少し後だった。
噂に出た外務将長が書類執務室に顔を出したのは。
「おい！何をしていた
私の息子が次の側近であるという
正式な書類を早く作らないか！」
-その人は、威圧するように静かに怒鳴り、
「今は他に、優先順位の高い書類がございますので
致 し か ね ま す。」
この部屋での仕事の管理者である
-グルッペンは問われたものに対し、
ただ笑顔で事実を告げていた。
「優先順位の高い？王の側近である者の正式さも重要なものだろう」
「優先順位の高い書類は、国王陛下の地位に関わる重要な物です。ソレをないがしろには出来ません
今は…」
と、この様に嗚呼言えばこう。
“一方通行”のソレがしばらく続いていた
グルッペンの後ろの壁側にただ佇み、
従者(のフリ)をしていたトントンは、ソレを見て。
グルッペンの横顔に薄らと青筋が浮かんでいることに気づいて、内心。｢(うわぁ…)｣と引いていた。
-そう
しばらく続いていたのだ。
「いいから早く作れといっている！」
バンッと執務机が鳴る。
“ついに”グルッペンに向かって怒りを顕にした。
「ですから！｣
グルッペンは進まぬ現状への憤りを込めて外務将長を睨んだ。
バンッと執務机がもう一度鳴る。
「優先順位の高い書類は、国王陛下の地位に関わる
重 要 な 物！です。ソレは今は出来ないのです！
王も“正式な側近”では無いことくらい
許してくださいます。
ですのでそんなに躍起にならず、｣
「今は王の収集に従いましょう！外務将長殿！」
グルッペンも耐えきれず“ついに”はっきり言った。
最初はやんわりと言い合っていた。
外務将長は“今すぐ作れ”と
グルッペンは“そんなことより先に早く行かせろ”と
相手の位は上
キツく言えないグルッペンは間違っている外務将長に
やんわりと そう。やんわりと
間違ってると そう無礼ではない 言うなれば
注意を促していた。早く行かな首が危ない
と。
だが、しばらく続いたのだ。
「すぐに作ればすぐに向かえただろう！！！｣
大きく怒鳴り、グルッペンに怒りをぶつけた
八つ当たりにも程がある
「いい加減にしたまえ！！！」
『いい加減にするのはお前だ外務将長』
「「「ｯ…？！」」」
神出鬼没とはこの事で
一瞬で空気が凍った
『私は集まり次第始めると。』
『早く来いと。』
『我は言ったよな？戯け者』
空気が死んだ
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グラ - 折角出会えたのになぜ…更新を願う今日この頃 (3月26日 1時) (
レス) @page32 id: 35655b53f5 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の子(プロフ) - まじでずっと更新待ってました。ありがとうございます。この作品大好きです (6月21日 0時) (レス) id: 6d1c390153 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！少年少女とd！の皆様がきっと性癖なんだなって最近気づきました(笑)これからも絶対に好きになる文章を書くので楽しみにしててください！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！めちゃくちゃ励みになります！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます！文章よ！降ってこい！と祈りながら完結目指したいと思っております！絶対に良い！と言わせてみせるので！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いかずち∀ | 作成日時：2019年9月10日 19時
