我、ゾ！ ページ3
その場にいた誰もがそう考えていた。
『…いっッ』
Aから少年とは思えぬ圧
殺気がその瞬間に放たれるまでは
『ほぅ…？お前…！我を殴るか
たかがのっぽが付け上がるなよ？』
威嚇するかのように地を鳴らす
ダン！という重い音が響いた
｢ひ…！｣
少年からでる殺気に異様感を覚え恐怖を抱いた大臣から短い悲鳴があがる
『お前…
恐怖を与えれば我が従うとでも
思っていたのか？
子供だから、と支配できる気でいたのか？
愚者め』
『さて
我を誰と心得る？
その我を殴るだと！
大臣
お前は死刑だ』
｢な！なにをしている！コイツを取り押さえろ！たかが子供だ！！！取り抑えさえすれば言うことをきく！｣
大臣が青筋を立てて叫ぶ
大臣がAに異様感を覚えたように兵士達もまた異様感を感じたのだった。
どうするべきかと狼狽え、
誰もその場から動きはしなかった。
『大臣
なにをグズグズと生きているのだ？
我を殴った罪が
Aは淡々とそう告げた
｢｢なっ…！！｣｣
驚愕。
誰もが耳を疑った
齢5つの少年がたかが死ぬだけとそう言ったのだ
あるものは思う
この年でそんな考え方をするなんてやっぱりあの愚王の血縁者か
思う
あんな殺気を放つこの暴君はなんなのだ
思う
怖い訳が分からなくて怖い たかが少年のはずなのに
『そうか、誰も動かないか
なら募ろう』
Aは兵士達の方を見渡す
『
目がコチラの方をむけば
見られてるのではないか、関わりたくない、不安。
全員が今度はハッキリとAに恐怖を感じた
誰もがその場から動くことは無かった
『誰も動かぬこの中で、
動く者は誰だ？』
驚愕の顔のまま固まった大臣の首が空へ跳ねた。
『…ふん』
大臣の首元から赤い液体が吹き出す
赤 赤
赤
煌びやかな床がその液で染まった時、
大臣の身体は地面へと横たわった
『ふむ、中々やる。貴様、
“報酬”だ。特別に名を聞いてやろう“名乗れ”』
近くにいたAが赤色に染ることはなかった。
大臣の首を切った兵士が前に立ったからである
その兵士は、
大臣の身体が倒れたのを確認して
Aの前で膝をつき、頭をさげた
｢…シャオロンです｣
『…ん』
Aは1つ頷いた。
兵士達を見てこう言い放った
『少し汚れた風呂にする。全員
｢｢ye…Yes！A！｣｣
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グラ - 折角出会えたのになぜ…更新を願う今日この頃 (3月26日 1時) (
レス) @page32 id: 35655b53f5 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の子(プロフ) - まじでずっと更新待ってました。ありがとうございます。この作品大好きです (6月21日 0時) (レス) id: 6d1c390153 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！少年少女とd！の皆様がきっと性癖なんだなって最近気づきました(笑)これからも絶対に好きになる文章を書くので楽しみにしててください！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！めちゃくちゃ励みになります！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます！文章よ！降ってこい！と祈りながら完結目指したいと思っております！絶対に良い！と言わせてみせるので！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いかずち∀ | 作成日時：2019年9月10日 19時
