TWICEのマンネは笑顔になれない...

♯１６ ページ17

ソアside


ねぇ、お父さん、お母さん、 私の生きる意味って何かな…？


誰にも必要とされずに生きてるってどういう気持ちか分かる？


私だってあの時一緒に死んでいればこんな思いすることもなかっただろう…



【ソアの過去】

私が小学校２年生の時、

あの日は休日で、私はお父さんとお母さんと一緒に海に行っていた、

家に帰って私がドアを開けた時、家の中から何か物音がした


ソア「お父さん、お家に誰かいるの〜？」

お父さん「いないよ〜！ ソア怖いの？」

ソア「怖くないもん！」

お母さん「おばけかもね〜」

ソア「いやだぁ〜！」



私はこの時知らなかった、この後、最悪なことが起こるなんて…


ガチャンッッ

家の中から大きな物音がした、この音はお父さんとお母さんにも聞こえたようで一瞬で会話がなくなった

しばらくして、お父さんが口を開いた


お父さん「ソア、ここで静かに待ってて…」

お母さん「あなた、私も行くわ、ソア、ちゃんとここで待ってて…」


私はこの時なんで両親が深刻そうな顔をしていたのか分からなかった…


ソア「うん、分かった！ ソア、いい子で待ってるね！」


私がそう言うと、両親は私の頭を撫でて家の中に入っていった

しばらく経つと家の中からお母さんの声が聞こえた

お母さん「やめて！ いや！ キャァァァァァ」

私はお母さんが悲鳴をあげたのにびっくりして、怖くなりその場から動けなくなった

家の中からはお母さんの声が聞こえなくなって今度はお父さんの苦しんでいるような声が聞こえた、 しばらくして何も音が聞こえなくなった、私は家の中に入った…


ソア「キャァァァァァ 」

リビングにはお母さんとお父さんが大量の血を流して倒れていた、その隣にも男の人が倒れていた

ソア「ねぇ！ お母さん！ なんで動かないの？」

お父さんとお母さんの体を揺らしても二人はまったく動かなかった


すると、私の悲鳴を聞いた近所の人達が家の中に入ってきて、すぐに救急車と警察を呼んでくれた


近所のお姉さん「ソアちゃん、大丈夫だよ、お姉ちゃんついてるから安心して？」

私は放心状態でただ突っ立ていることしかできなかった

そのあと病院に行き、緊急手術が行われた



手術室のドアが開いた

手術室の中からは背の高い男の医者が出てきて私の前にしゃがんで目を合わせて話してくれた

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