【忍たま】 雪月風花

７話　　事務室 ページ8

A「いただきます」


美桜「いただきます」


食堂のおばちゃんの料理、美味しい


私も色々作ったけどここまで美味しい食事は作れなかった


美桜「・・・ぁ」


・・・箸のサイズ合わせないと


A「ごちそうさまでした」


美桜「ごちそうさまでした」


基本的な生活習慣を教えないといけない


食べる前は、いただきます


食べ終わったら、ごちそうさまでした


作ってくれた人への感謝の気持ちと、命をいただいたという感謝の気持ち


土井「天女様」


私は天女じゃありません


美桜「・・・・・」


A「私は小桜Aです。天女のような美しい存在ではありません」


土井「え？」


驚かなくてもいいのに


A「用件があったのでは？」


土井「！！ えーと・・・」


忘れたの？


土井「事務室で仕事を手伝って下さい」


A「そうですか。わざわざありがとうございます」


土井「案内するのでついて来て下さい」


A「はい」


事務の仕事とか書類作り以外初めて経験する


土井「ここです」


襖を明けた先にあった光景は悲惨なものだった


吉野「小松田君！！！！」


小松田「すみませ〜〜〜ん！！」


何所をどうしたらこうなる？


床に散らばったプリントの数々


美桜「おはようございます」


吉野「おはようございます」


小松田「おはよ〜」


何だか気が抜けるな


A「仕事を手伝いに来たのですが・・・」


この現場を見ると何と続ければいいか分からない


吉野「とりあえず外の掃除をしておいて下さい」


A「はい」


事務室の感想は、小松田君は色々危険


あの人いつか大惨事を引き起こすよね？


多分・・・・・


土井「掃除道具はこっちです」


箒と塵取り、雑巾、桶


うん


これだけあれば掃除できるな


土井「あの」


A「何でしょう？」


土井「その子」


視線の先にいるのは美桜


土井「仕事中ずっと１人で遊ばせておくんですか？」


A「はい」


目の届く範囲に置いておく


１００％安全とは言い難いが、少なくとも知らない人と一緒に居てるよりは安心出来ると思う


土井「よろしければ預かりましょうか？」


意外な言葉


美桜の顔を見ると首を横に降った


嫌なのか


A「せっかくの申し出ですが遠慮します。目の届く範囲に置いておきますゆえ」


何か変な日本語になった


普段使わないぞ、こんな言葉

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