【忍たま】 雪月風花

３９話　指笛 ページ40

甲高い指笛


その音を頼りに暗闇の中を走る


A「止まれ」


仙蔵「これは？」


木々に括りつけられている糸


A「気をつけろ。敵は３人だ」


？１「流石はＲ７１２。完全に気配を絶っていたというのに」


？２「単なる失敗作じゃないんだ」


？１「口を慎むように。仮にも元隊長です」


？３「元ではありませんよ。表で暮らしてますが任務はこなしていますし」


仙蔵「知り合いですか？」


？２「知り合いもなにも仲間だよ」


“仲間”ね・・・


ふざけるな


A「組織の人間がどうしてここにいる！」


？２「アハハ！冷静じゃないじゃん！！」


？１「真菜、少し黙りなさい」


膨れつつも黙った


思いっきり睨まれてる


コイツは昔から私の事を敵視しに来るんだよな


初対面の時から何故か嫌われてたし


？１「A」


A「何でしょうか、流星副隊長」


流星「あの時、素直に捕まっていれば時空間を渡ることなどなかったのです」


誰が好き好んで捕まるかよ


ムッツリが


A「朝からいきなり襲ってきたのはそっちですよね？流星副隊長？」


おかげでアニメの世界に来てしまった


つかの間の平和だったな・・・


流星「私たちと一戦交える気ですか？」


A「返答次第だ」


？３「返答？」


A「忍術学園の生徒を知ってるか？」


流星「えぇ、よく知ってますよ」


真菜「アイツら弱かったしな！」


A「・・・そうか」


流星「気をつけなさい。Ｒ７１２は歴代最強です」


Ｒ史上最高傑作でＲ始まって以来初めて失敗作


A「流星副隊長、虹太先輩、真菜。あの子達をどこにやった？」


真菜「呼び捨てにすんじゃねーよ」


流星「彼らには近くの洞窟で眠ってもらってます」


この辺りの地形は知らない


A「立花君、善法寺君。洞窟の場所はわかる？」


立花「はい」


A「私が隙を作る。仲間を助けに行きなさい」


伊作「分かりました」


真菜「その体で戦闘なんかできんの？」


・・・一々煩いな


鬱陶しい


流星「現在９週目と報告を受けています」


うるさい


黙れ


真菜「誰との子かしらないけど、Ｒも落ちたな」






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設定
流星(りゅうせい) 男 ２２歳
戦闘部隊副隊長 基本敬語口調


虹太(こうた) 男 １９歳
戦闘員 Aとの関係は？


真菜(まな) 女 １６歳
医療班(見習い) Aを敵視している

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