【忍たま】 雪月風花

３８話　小僧 ページ39

特殊な素材で出来た服


防水加工がされており、火の中に飛び込んでも燃えないようになっている


その他、色々小細工を施すのは組織の中では常識


緊急医療ポーチも持ったし、武器も持った


美桜「おかあさん？」


A「美桜、お母さんは少しお仕事に行ってくるね」


美桜「・・・うん。きをつけて」


A「ありがと。行ってきます」


美桜「いってらっしゃい」


絶対に後ろを振り返らない


これは、前に私の中で決めたこと


生きて帰れるか分からない任務も多々あった


酷い怪我もした


それでも美桜がいるから頑張れた


生きる気力を振い立たせた


だから今回も・・・


不破「僕たちも行きます」


立花「お前たちは待ってろ」


門の前で何やら言い合っている５・６年生


下級生たちが怯えてる


A「なにやってんの？」


伊作「Aさん」


鉢屋「その格好は？」


A「頼まれた、『先輩たちを助けてください』って」


鉢屋「私たちが助け出す」


A「頭に乗るな小僧」


鉢屋「なっ！」


A「先輩たちが戻ってこれないほどの相手に１つ下の貴様らがどうやて立ち向かう？それこそ犬死だぞ」


鉢屋「アンタだけには言われたくない！！」


A「小僧、先に言っておくがお前たちは弱い。プロ相手に勝てる可能性は低いんだ。私に
勝てるようになってから文句を受付よう」


きつい物言いだが、彼らを向かわすわけにはいかない


自ら汚れ役を買おう


例えそれがどんな結果になろうとも後悔はしない


A「５年生は全員待機だ」


鉢屋「６年生はいいんですか！？」


A「人を殺せるか？私の戦い方では見たくないものを見る。プロの暗殺者でもかなりキツいぞ」


不破「三郎、僕たちは万が一学園に敵が忍びこんできた時のために残ろう」


鉢屋「・・・わかったよ」

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