【忍たま】 雪月風花

３３話　鈴 ページ34

戦闘能力は高い方だった


Ｒは珍しい


私を合わせても７人しか産まれなかった


一時期Ｒの生産に力を注いでいたと聞いたことがある


結果的には作れなかったが


初代Ｒは１８で死んだ


２代目は２１


３代目 １６


４代目 ２５


５代目 １２


６代目 ２２


Ｒの平均寿命は１９歳


５代目Ｒは若くして亡くなったが、２０年以上生きた人もいる


A「ねぇ・・・貴方達から見た私ってどんな感じなのかな？ (ﾆｺﾘ」


今は凄く楽しい


苦痛に歪めた顔


たまらないね！









美桜「あそんでる」


仙蔵「遊んでるってレベルの話じゃないぞ・・・」


誰が見てもおかしな光景


武器を持たず笑顔で少年達を追いかけるA


美桜「ちょうりょくがおとってるから、はいごからせめるがきちっていってた」


仙蔵「・・・無理だろ」


隙がない


逃げ回る小動物を追いかけ回している肉食獣の邪魔は出来ればしたくないものだ


美桜「さくせん、あります」


仙蔵「ダメもとで聞こう」









あーあ


また、誰も鈴に掠りもしなかった


残るは美桜達だけど、無理だよね


美桜の戦闘能力は、あの子以上に私が熟知している


美桜「しょうぶ」


うん


やっぱいいよ、その目


強い意思


でもＩ如きじゃ私には勝てないよ？


A「手加減しないからな」


美桜「はい」


私が教え込んだ剣術


この剣術は力が弱い女子供でも扱えるように考えられたもの


A「甘い！！」


ﾄﾞｶｯ！


美桜「ウグッ！！」


・・・今のはモロ入ったな


仙蔵「背後が疎かになっている」


はっ？


背後が疎かだと？


わざと空けてるんだよ


ﾄﾞｽｯ!


仙蔵「っ!!」


・・・してやられた


鈴につけてる紐を切られるなんてな


A「筋はいいけど、詰めが甘かったね」


落ちた鈴を拾い、切れた部分を結ぶ


A「君、いい忍になるよ」

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