【忍たま】 雪月風花

１９話　竹か小枝 ページ20

竹を求めて忍術学園をさまよっている


・・・迷子？


A「ここどこ？」


完全に迷子になった


A「・・・木に登るか」


こういう時は高い位置から見るに限る


さっそく木に登り、自分の現在地を確認した


忍術学園ってだだっ広いな


「何してるんですかー？」


この声は


「喜三太、ダメだよ！話しかけちゃ」


なかなかの言われようだね


A「迷子になったから現在地の確認してたんだよー！」


喜三太「Aさん迷子なんですかー？」


木から降り、３人の前に着地した


A「竹を探してたら迷子なったんだよー」


間延びしているのにつられて私も語尾が間延びした


喜三太「何で竹を探してるんですかー？」


A「虫かごを作ろうと思ってね」


「虫かごですか？」


１年は組の・・・誰だっけ？


「黒木庄左ヱ門です。天女様は天女様じゃないんですか？」


あー・・・学級委員長の子か


A「小桜Aです。天女ではありません、絶対に」


「夢前三治郎です」


うん


分からん！！


A「竹ってどこで調達出来ますか？」


三治郎「竹ですか？」


A「はい」


庄左ヱ門「竹なら用具委員会で貰えるかもしれませんね」


おっ！


有力な情報ゲット！！


A「情報ありがとうございます」


さっそく用具委員会の人達のところに行く


・・・今日って休日だよね？


出かけてるかも・・・


A「小枝とかで作れるよね」


出来れば竹で作りたいがないのなら仕方ない


小枝で作ろう


「何してるんですか？」


瑠璃色の制服


双子？


否、双子と違う


根本的なものが違う


A「殺し合いはお断ります」


「殺し合いはしませんよ。６年生全員で束になってかかっても勝てなかった相手に私達がかなうはずありません」


何が目的だ


「不破雷蔵です」


「鉢屋三郎」


やっぱり双子じゃないな


A「小桜Aです」


鉢屋「天女様は何をしてたんです？」


A「天女ではありません。竹か小枝を探してました」


不破「何に使うんです？」


A「虫かごを作ろうと思いまして」


不破「虫かごですか？」


A「はい」

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