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「懲りねーな、テメェらも」
圭ちゃんに先に帰ってくれと伝えた後、ひとり校舎裏に向かう。以前ボコった暴走族を名乗る雑魚共が、他勢を引き連れて再び喧嘩を仕掛けてきたのである。
カッターシャツごとブレザーの袖を
「Aちゃーん、前はずいぶんと調子こいてくれちゃったよねー。今日はお仕置きの時間ですよー」
まとめ役らしき男が、下卑た笑い声を上げて近づいてくる。総勢15人ほど。金属バットに、掃除用の
「今日は愛しの場地は一緒じゃねーのか？」
「綺麗なお顔がブサイクになるまでぶん殴ってやるよ！」
ギャハハ、と再び笑い声を上げる男たちに射抜くような視線を向けて、関節を鳴らしながら言い放つ。
「圭ちゃんいなくたって、テメェらみてーな雑魚私ひとりで十分だろ」
ニヒッと挑発的な笑みを浮かべれば、短絡的なこいつらはすぐに顔に青筋を浮かべ、わかりやすく乗ってくる。
「調子こいてんじゃねーぞ！タコ殴りにして回してやるぜ！」
声を上げて殴りかかってくる男の腕を掴み上げ、
「んだよ、根性ねーな」
「は、速ぇ…！」
まとめ役の男が潰されたことで、残りの奴らは怯んでいた。バットを振り上げ、近くにいた男の頭を目掛けてフルスイングする。
ゴンッ、と鈍い音が響いて、男が倒れる。これで2人目だ。
「オラどーしたよ、女1人に他勢で武器持って襲ってきたんだから、死ぬ覚悟できてんだろーな？」
バットを担ぎ上げ、再び挑発する。それに対しなけなしの怒りを見せて襲いかかってくるものだから、可笑しくて仕方がない。
振り下ろされる武器を避け、急所に一撃。続いて来る男には、顔面に蹴りを。
次々と殴りかかってくる男たちを相手に、ひたすら攻撃をし続ける。しばらくして息が上がってきたためか、背後に忍び寄る1人の影に気づかず、頭に強い衝撃が走った。
「っ…！！」
受け身をとることなく、床に倒れ込んだ。ハァハァと肩で息をしている男が、バットを持って立っているのが見えた。
「クソ
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ベリーショート(プロフ) - seayouさん» 素敵なコメントをくださりありがとうございます！この作品は絶対完結まで持っていこうと思うので、最後までお付き合いしてくださると光栄です！ (2021年8月20日 1時) (
レス) id: 2d5afa7553 (このIDを非表示/違反報告)
seayou(プロフ) - はじめまして！次の話をワクワクしながら読ませていただいてます！本当に面白くて、次の話を読むのが楽しみです！語彙がなくてこの素敵な作品を「面白い」としか表現できない自分が憎いです…これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: 7ae5cb69bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリーショート | 作成日時：2021年8月18日 3時
