98℃ ページ48
( 玲於 side )
俺は無我夢中で Aを抱いた
久しぶりに重ねたカラダは
思ったよりAを求めていて
優しくしてやろう、って思ったのに … Aが変な風に煽るから 止まんなくなっちゃった
「 玲於くん、髪の毛明るくなったね 」
繋がったままの体勢でAを抱き締めてたら
不意にそんな事言って 俺の髪を撫でた
玲於「 うん、似合ってる?」
「 似合ってる。玲於くんは何してもカッコいいもん 」
“ へへ ” って笑って 俺の胸に顔埋めてくる
可愛すぎたから 顎持ち上げてキスしてやった
そしたらA、物足りなさそうに俺の事見上げてくんの。
マジでその顔やめろって言ってんのに
「 んん … 玲於 、もっと 」
玲於「 待って、これ以上俺を誘惑しないでよ 」
「 れお、おねがい 」
なんなの、この子
俺と逢えない間に こんな誘い方覚えちゃったの?
呼び捨てなんてするの滅多に聞けないし … あぁもう、Aのアホ
玲於「 分かった、じゃあAからして 」
「 … 意地悪 」
玲於「 意地悪じゃない、誘ってきたのそっちじゃん 」
「 … 良いよ、」
ドキドキしちゃうから
恥ずかしいから、って今まで渋ってたくせに
こういう時だけ 積極的になるの ずるいよ
俺の首に腕巻きつけて
下からちゅって唇重ねてくるA
「 っ … ん 」
鼻から抜ける小さな吐息にさえ 俺は興奮を覚える
でもこんな風にAから求めてきてくれるなんてないから
今日だけはグッと堪えて
たまには攻められるのも良いなって思った
玲於「 … A、変態 」
「 だって、ずっと寂しかったぶん埋めたくて 」
玲於「 やる事いちいち可愛すぎてツボだわ 」
「 それ褒めてるの?」
玲於「 当たり前じゃん 」
いつか迎えに行こうって思ってたけど
涼太くんの言った通り
やっぱり俺たちは偶然で、必然のような運命で結ばれてるのかもな
玲於「 … もう絶対離さない 」
「 離さないで、玲於くん 」
嫌って言っても離してやんない
玲於「 ごめんな、寂しい思いさせて 」
「 ううん … 玲於くんが1番大変だったの、分かってるから。」
あぁ、ほんと
俺には勿体無いくらいに、Aは出来た彼女だ
もう二度と辛い思いなんてさせない
不安にもさせないようにしないと
Aを愛する覚悟はもう、出来てるから
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みずき - 震えるくらいいい話でした!! (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2c54f0fef5 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - めっちゃよかったです!新作も頑張ってください! (2018年2月4日 15時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» えびちゃんさんは変だからえびちゃんって呼びますね!えびちゃんのお話これからも楽しみにしてます!!!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - うたはさん» うたはさん、嬉しいコメントありがとうございます!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» 本当に最初から最後まで最高でした!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えびちゃん | 作成日時:2018年1月17日 8時