5.後輩との会話 ページ6
sideA
面倒な仕事を担任に押し付けられてから数時間後。
私達は先生に言われた備品を買いに来ていた。
「これ…何で私達に頼んだんでしょう…」
先生から手渡されたメモに書かれた…
「これ、…明らかに、私達の仕事では…ないですよね…
師匠の方を選べば良かったです…
なんで…なんでッ！
というかっ！これは生徒に頼んじゃ駄目な仕事ランキング第1位ですっ！
パソコンだけはダメ！絶対！です！」
「うん、それ私も思っ…思いましたですます！」
と、明るく元気に返してくれたのは現在中1の後輩(女)である。
…口調は少し難アリだが。
「Aセンパイ受験生っスよね？
センセーも少しはその辺りわかって頂いちゃったほうがいいと思うんスよ…
せめてAパイセンの1/1億…いや、そうっスね、雀の涙ほどでも！」
とまあ、見てわかる通り、少々国語が苦手だが、とてもいい娘だ。
裏表がなくはっきりきっぱり、竹を割ったような性格だ。
「ま、センパイ、優等生な生徒会長ですもんねー、センセーの信頼が集まるのも無理ないっスよー…
前にあたしの事だって、助けてくれたし」
えへへっとはにかみながら言う後輩。
「…別に、助けたつもりではないですよ。
貴女が、自分で、助かったんです
…自分の、力で。」
「そんな事ないっスよ。
センパイがあの時いじめを止めてくれなきゃ、きっとあたし…
まぁ、あたし、センパイにお礼がしたかったんスよ！
ただ…こんなに大変だとは思っても…みなかったっス…」
そんな会話を繰り広げている後輩(中1・女)とAの腕には大量の買い物袋がぶら下がっていたのだった。
「持ちましょうか？
もともと私の仕事ですし。」
「全然いいっスよ！別に！
…あ、いや、でも、あの…コレ持って欲しいです…」
「…了解です…ふふっ」
「笑わないでくださいよう…」
この時、私は思ってもみなかった。
この後、私の…人生を、変えるような…いや、はっきり言って変えてしまった出来事が、あの事件が起こる事を。
…私はまだ、知らなかった。
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作者から
いつの間にか閲覧数とかいろいろ増えてる…！←
どうしよう、それしか言えないです…
ありがとうございます、これからもよろしくお願いします！
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ゆき姫2(プロフ) - 夢主が猿の手を使うシーンが見たくて溜まりませんなぁー (2018年4月6日 19時) (
レス) id: 618aafe19a (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - 続きがすごく気になります!!どこで化物語入ってくるのか楽しみです!!頑張ってください!!!! 余談ですが、イメ画の子が神原駿河に見えました、可愛いです！ (2018年3月23日 15時) (レス) id: 0aad1abc98 (このIDを非表示/違反報告)
青龍ーセイリュウー(プロフ) - 心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみさん» はい、ありがとうございます！ (2018年3月4日 12時) (レス) id: 3db7c1db3b (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみ(プロフ) - CSSをご利用くださりありがとうございます！ １つだけ注意したいことがあるのですが、私の名前かもしくはURLを載せてください。よろしくお願いします。 (2018年3月3日 21時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツト | 作成日時：2018年1月27日 17時
