3話 ページ42
島に到着してすぐ、船を降りて市場へ向かうサンジとA
…ちょうどいい、サンジに彼女を任せよう
ナミはゾロにプレゼントを買ってくるようにと
何度も忠告をしてから街へ向かった
ｿﾞﾛ「んな言わなくても分かってるって…」
ｳｿｯﾌﾟ「まあまあゾロくん！
このウソップ様がついているからには
誕生日プレゼントは喜ばれること間違いなしだぜ？
おれは村一番のオシャレ番長だったからな！」
ウソップの法螺を聞きながら街へ歩き出す
と言ってもAの欲しいもんなんてわかんねぇ…
女ってのは何やりゃ喜ぶんだ…？
隣で悠々と語るウソップに聞いてみる
ｿﾞﾛ「なぁウソップ、女って何が欲しいんだ？」
ｳｿｯﾌﾟ「そりゃあ服とかアクセサリーとか…
でも確かにAの場合はわかんねぇなぁ
好みとかあんまり出さねぇ感じだし…」
ｿﾞﾛ「…そうか」
正直ゾロには難問である
普段から一緒にいる時間も比較的長い方だが
ゾロが思う中でのAの好きな物といえば
刀か貰い物のピアスか…ぐらいしか心当たりはない
あぁ…コックの料理も好きだったな…なんて
買い物に出た2人を考えながら歩く
商店街を物色していると、一軒の前でウソップが足を止める
ｿﾞﾛ「ウソップ、なんかあったか？」
ｳｿｯﾌﾟ「おう！これなんかいいんじゃねぇか？
あいつ普段パーカーも黒ばっかだしよ！
たまには変わり種も必要だろ！！」
ウソップが手に取ったのは白いTシャツだが
長袖の先が広がっていてフードも付いている
生地は薄めで丈は少し短いデザイン
ラフな感じの中にも遊び心があるだろ？と熱弁されるが
服に興味の無いゾロは
それがオシャレなのかすら分からない
だがAが着るなら似合うだろう…
プレゼントを直ぐに決めたウソップは
残るゾロの買い物に付き合うのみだ
だが肝心の彼は何を買うか決めあぐねている…
ｳｿｯﾌﾟ「ゾロ！よく考えるんだ！
Aが普段よく見てるものとか！
身につけてるものとか！話題に出るものとか！」
ｿﾞﾛ「そう言われてもだな…」
あいつが好きそうなもの…身につけてるもの…
ウソップの言葉を真剣に考えていたゾロには
既に隣から人がいなくなったことなど
気づいてはいなかった…
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白銀幸成(プロフ) - すみません、外し忘れです。ご指摘ありがとうございます。 (2020年4月17日 20時) (
レス) id: d7991ec165 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月17日 1時
