【HQ】ネッ友が同じクラスにいたんですが【孤爪研磨】

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時は流れ、今日は一学期最終日。そして恋心の自覚とお別れから一週間とちょっと。





毎日ゲームをして、週に一回孤爪くんとゲームをして。相変わらず授業は眠たくて。そしてスイートポテトは美味しくて。






1週間前は辛いししんどいし、これからどうしようって悩んでいたけど、今は少し前向きになれた。





恐らく孤爪くんが行く花火大会は7月28日のもの。この辺で一番大きな花火大会だ。






まご姐さん、もしくは孤爪くんから彼女ができたという報告があれば週に一回のゲーム日をなくそう。





8月7日のゲームはどうしてもやりたいから、その日を最後に家には行かないつもりだ。





そのかわり、その日までは孤爪くんと過ごせる日々を謳歌する。







もし、万が一。万が一報告がなければ、今まで通りの日常を過ごす。






そう考えると諦めがつくというか、前ほどは苦しくなくなったのだ。






「Aちゃーん！はやくいこうよ！」




『あ、ごめん！今行く！！』




副委員長、改め桃乃ちゃん。文化祭のときに声をかけてもらってから、私達はたまに一緒に遊びに行くようになった。





「まちにまった夏休みだー！」



『そうだね、授業がないってだけで楽しみだなぁ』



「どこか遊びに行ったりするの？」



『うーん、今のところ決まってるのは友達の家に一回行くぐらいかな』




「そうなの！？花火大会とかお祭りとか、旅行…は家庭によるか、あと海とか肝試しとかは！？」



『うーん、ないかなぁ。人混み得意じゃないし…』




「じゃあプール行こうよ！プール！あんまり人多くないとこ知ってるんだ！」




『それならいいよ！あ、でもぷよぷよのお腹どうにかしないと』




「うげ、たしかに…！え、じゃあ今日の甘いもの食べに行こう会やめとく？」




『それは別！』




あははは、と二人で笑う。




今まで生きてきた中で、一番女子高生らしいかも。

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