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けんま学校終わった
Aじゃあ孤爪くんの家からうちの家に来る行き方を送るね!まず…………
本当に来てくれるようなので、家までの道のりを送る。そして一応可愛い部屋着に着替えて待機しておく。お泊り会のときにきていく、勝負ねまきみたいなやつ。
そわそわしながら待つこと15分。
ピーンポーンというチャイムの音がなり、ガチャっと扉を開ける。
「だいじょう………ぶ…………」
私の顔を見るなり目をまんまるにして立ち止まってしまった孤爪くん。
『え、えっと?なにかあった?』
仮病がバレたのかな?どうしたんだろう?
「かみ…きった…?」
『はっ!!切ったの忘れてた!』
「忘れることある?」
できればその笑顔を向ける先が一生私であればいいのに、と考えそうになってやめる。ちがうちがう。ともだち。友達なんだよ。
「あ、そう。これプリントね」
『ありがとう!』
黙ってしまった私をみて、サラッと話題を変えるところとか。なんかもう。どうしたらいいの。
「あとさ、今日来たのはもう一つ聞きたいことがあったからなんだけど。」
『え?なに?どうしたの?』
「8月7日空いてない?5日に出たゲーム一緒にやりたいなと思って。」
『あ!そのゲーム私も気になってた!やりたい!!』
「やった」
どうして今だったんだろう?確かにあと一週間で夏休みが始まって今みたいに毎日顔を合わせることはなくなるけど、それは現実の話であって私達はゲームの中でも毎日会えるのに。
休みに連絡をしなくていいように気を使ってくれたのだろうか?
また一人で考え込んでいると、孤爪くんの着信音がなる。
「げ…ごめん、部活にこいって電話だ」
『いいよいいよ!気にしないで!来てくれてありがとう』
「やりたくてやったことだから。じゃあ、また明日」
『またね』
電話相手に怒られているであろう孤爪くんは面倒くさそうな表情を浮かべながら手を振ってくれた。
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お布団 - ァアアアアアア!!!やばい好きすぎた、泣いた死んだ(尊死)え?!もう最高すぎましたありがとうございました!! (2022年3月21日 23時) (レス) @page46 id: 69ffeb4779 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - とてもよかった。かわいい。研磨くん。夢主。 (2022年1月13日 22時) (レス) @page47 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
clover - ずっとずっと更新まってました!おかえりなさい!ありがとうございます! (2021年5月6日 3時) (レス) id: d5246d57c5 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 面白かったです!これを報告したあとのまご姐さんの反応が気になりました!w 素晴らしい作品をありがとうございました! (2021年4月6日 21時) (レス) id: 7f2a6e44be (このIDを非表示/違反報告)
リタ - 面白かったのでまだ続いてほしいです! (2021年4月6日 19時) (レス) id: 800a931bab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハム公 | 作成日時:2019年9月25日 2時