【HQ】ネッ友が同じクラスにいたんですが【孤爪研磨】

☆ ページ30

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日が変わって次の日。




"やほほ"





いつものようにゲーム内チャットに自分が来たことを知らせるメッセージを送る。




"乙です〜"

"にゅーさんきた！"

"おはよ〜♡"




最近一緒に遊んでくれている人たちが次々と返信してくれる。ほんとうはここにプリン猫、またの名を孤爪くんがいるんだけど、今日はまだ部活が終わっていないらしい。





もう7時だというのに。さすが強豪の部活は忙しそうだ。





"すいませんご飯食べてきます〜！"





乙です〜と私のコメントにいち早く返信をしてくれた人が、ご飯を食べにいくらしい。ちなみに、乙です〜の人が旦那、にゅーさんきた！の人が嫁の、ゲーム内恋愛を経たゲーマー夫婦である。






"にゅーちゃんとふたりっきりね…♡あたし緊張しちゃうわん"






"そうだね、クエストするのもなんだししゃべっとくかぁ"





この、いかにもオカマ口調の彼女が筋肉煮卵さん。みんなからはまごまごと呼ばれている。







"にしても、最近あっついわよねぇ〜"




"たしかにそうだね、夏！って感じ"




"学生はもうすぐ夏休みなんじゃない？ほんと、羨ましいわぁん"



"ずっとゲームしてるだけだよ"




まご姐さんは洞察力がとても高く、私が会社勤めでないことをすぐに見破った。だからちゃんと学生ですって白状したけど、そこから誰にもバラしてないところとか、ネットもまだまだ捨てたもんじゃないなって思う。





"夏といえば青春よね〜！！！！"





"青春の定義がわかんないなぁ"





"なにいってんの！好きなこと一緒に帰る…お互いにチラチラと意識し合いながら、ぎこちない会話を続ける…そんな中でふと横を見ると夕日に照らされて輝く相手の横顔！！「あれ…以外とかっこいい…」そう思ったが最後！！この胸の高鳴りに気づいてしまったら貴女はカレのト・リ・コ♡なのよ〜〜！！！きゃ〜！！！！！"





"余計にわからなくなった"






"え〜わかんないのぉ〜？？？こういう青春を一緒に過ごしてみたいなみたいな人、いないの？"







(夢主ちゃんが筋肉煮卵さんを呼ぶときの呼び名を修正しました)

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