【HQ】ネッ友が同じクラスにいたんですが【孤爪研磨】

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いつも通りのメンバーと、いつも通りのお昼ご飯。ちょっと違うのはお昼休みが半分終わった頃に、孤爪くんと灰色の巨人くんが空き教室にきたこと。




「昨日は本当にすいませんでした！！」




『いやいや、避けなかったのが悪いんだし、大丈夫だよ！』





先程孤爪くんにLIMEしたときに伝えたアップルパイをもって頭を下げているのは、1年生の灰羽リエーフくん。




おでこの詫びと、昨日同い年だと思ってタメ口で話してしまったことを詫びに来てくれたらしい。




それを言ったら私も灰羽くんのことを先輩だと思っていたし、同罪な気がする。




なんたって、でかいし。




ペコペコと謝り合いをしてると、孤爪くんが口を開いた。




「アップルパイ食べよう、昼休みおわるよ」




よっぽど好きなのか、いつもよりも表情がワクワクしているような気がする。




『アップルパイ好きなの？』




「うん、すき」





アップルパイの袋を開け嬉しそうに答える孤爪くん。本当に好きなんだなっていうのが伝わってくる。



『このアップルパイ、ほんと美味しいよね！』




もぐもぐと頬張る灰羽くんと孤爪くんに笑いかけると、二人ともコクコクと頷いてくれた。




二人とアップルパイを食べ、別れたあとにせっかくだし今日のことも青い鳥でつぶやくことにした。





"この前言ってたアップルパイやっぱり美味しいな。友達と食べたけど、美味しいって言ってくれたし満足*´ω`*"





このとき私は考えもしなかった。





この呟きが後に自分の首を絞めることになるなんて。

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