第２話_Part２ ページ5
ﾙｶｽ「どうも初めまして主様。私は執事のルカスと申します。」
「二人目の執事…」
他にも何人かいるのだろうか
ダダダッ
また足音が聞こえてきた
ガチャ
？？「や、やべぇ！早く隠れないと！」
金髪で毛先が紫色の人が慌てた様子で部屋にきた
この人も執事なのかな
ﾍﾞﾘｱﾝ「ロノくん…騒がしいですよ。主様の前なんですから、お静かに。」
ﾛﾉ「ホントだ…！やっと来てくれたんですね！」
なんでさっきから待っていたなんて言われるのだろう
ﾛﾉ「オレの名前はロノって言います！調理担当の執事です！」
ロノさんはベリアンさんやルカスさんと比べると明るくて、犬のような感じの人だった
「三人目…また増えた…」
ﾍﾞﾘｱﾝ「どうなさったんですか？そんなに騒がしくして。」
ﾛﾉ「ハウレスに追いかけられてるんすよ！」
この屋敷には少なくとも4人以上人が住んでいるということか
ﾙｶｽ「ハウレスくんに？またロノくん、何かしでかしたんじゃないの？」
ﾛﾉ「ハウレスってマジで頭が固いんだよな。と、とにかくどこかに隠れねぇと…！」
ベリアンさんとルカスさんがロノさんの保護者のように見えてきた
？？「どこに隠れるって？」
また人がきた
この人がハウレスさんだろうか
ﾛﾉ「ハ、ハウレス！いつの間にここに…。」
ﾊｳﾚｽ「ハウレスさんだろ？一応俺はお前より年上なんだぞ。」
ロノさんに呆れたようにそう言ったハウレスさんは私の方に向き
ﾊｳﾚｽ「主様、うるさくして申し訳ありません。俺は執事のハウレスと申します。」
そう言ってハウレスさんは少し微笑んだ
「またまた増えた…四人目だぁ…」
ﾍﾞﾘｱﾝ「それにしても一体何があったんですか？ハウレスくん。」
ﾊｳﾚｽ「ロノに壁の塗装を頼んでいたんです。シックな雰囲気の壁になるはずだったんですが…。こいつが壁に、魚や肉のイラストを描いてしまいまして…。」
ロノさん、割と問題児なのだろうか…
ﾍﾞﾘｱﾝ「食材を壁に描くなんてなかなか独創的ですね。」
ﾛﾉ「オレはこの屋敷の調理係だし！何より食うのが好きだからさ！壁に美味そうな絵があれば主様の食欲もそそられるかもしんねぇだろ？」
「巻き込まないでください…」
ﾙｶｽ「うーん。私には難解な思考回路だね。」
それが普通です、多分
ﾊｳﾚｽ「とにかく、ここはお前の屋敷じゃないんだぞ？勝手なことは許されん。」
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作者名：ナタデココのサブ(元ゆっき) | 作成日時：2022年1月30日 20時
