〜目覚め〜No side ページ6
意識を失った少女を
黒の帽子を被った小柄の男は
「...ったく...なんなんだよ...」
男は帽子を深くかぶり
「あのくそ太宰みたいなこといいやがって...」
そして男は少女を打った彼に目を移した。
「よぉ、さっきはよくも狙ってくれたなぁ...今頃あいつが庇ってなかったら俺でもころされてたかもなぁ?」
そういって少しずつ近づき
「...借りは返すぜ?」
グシャッ
"何か"が潰れる音が路地裏に響いた
「中原幹部」
「あ?」
「こちらは任務を完了しました。」
「...そうか、わかった」
「その少女は?」
「...よくわからねぇが俺を庇ったやつだ...」
「処分した方がよろしいのでは?」
黒服を着た部下のようなやつがそう言うと
「いや...いい...車だせ。一旦本部に戻る...そんでこいつ手当てさせろ」
「...承知しました」
男は少女を抱き起こし、車へと移動した。
「(こいつ...さっき俺に生きろっつったな...)」
黒の帽子を被った小柄の男、中原中也は複雑な気持ちで少女を抱え本部へと戻った。
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くるみ - とても面白いので、できたら名前設定を好きな名前に変えられるようにしてください。……おねがいします。 (2018年6月23日 12時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:双葉 夢希 | 作成日時:2018年4月25日 8時