これからの事 ページ19
互いに自分のこと
今までのことを話しているうちに
中也が
「手前、こっから先はどーすんだよ」
彼女を自分のように闇の世界を
見せたくはないと思っても
まず、自分が闇の世界である
裏社会に関わっている以上無理がある。
それは彼女もわかっているはずだ。
『...』
「俺が裏社会に関わってるのは分かってるよな。」
彼女は俯きながら頷いた。
『分かってるよ...』
「.....」
少し頭をかくようにして口を開いた。
「まぁ、さっき俺が居場所をやるって言ったんだ。さすがに口だけってのも悪いしな、手前さえ良ければ俺の家でいればいいんじゃねぇの?」
『......え?』
その言葉に澪は思わずビックリして一瞬固まってしまった。
「だから、俺ん家にいればいいんじゃねぇのって言ってんだよ」
『い、いやでも悪いよ...』
「悪いかどうかは手前が決めるんじゃねぇ。俺がいいって言ってんだから俺の事で変な気使うなよ...」
調子狂うなぁと思いながら中也はそういう。
『...わ、わかった...中也さんがいいならお言葉に甘えて...』
「最初からそういえっつーの」
そういい笑いながら
中也は澪の頭を撫でる。
澪は
『なるべく迷惑かけないようにするね...』
というと
中也が
「んなもん気にすんな」
と笑い返してくれた。
他から見てしまえばまるで仲のいい兄妹かのように。
ここから澪と中也がの同居生活が始まったのだった。
50人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くるみ - とても面白いので、できたら名前設定を好きな名前に変えられるようにしてください。……おねがいします。 (2018年6月23日 12時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:双葉 夢希 | 作成日時:2018年4月25日 8時