36滴 ページ40
Aside
「え、嘘だったんだですか!?」
「な〜んだ、せっかく大事件だと思ってたのに!!」
「くそ〜、麦わらの兄ちゃんも真珠の姉ちゃんも
キャプテンの差し金か!!」
貴ル「ふぇ?/え?」
何を言ってんだこの子らは…?
「でも俺、ちょっとキャプテンを軽蔑するよ」
「俺も軽蔑する」
「僕もだ。
キャプテンは人を傷つけるような嘘は絶対つかない男だと思ってた」
この子供達、ウソップのことを信じてたんだな
「帰ろうぜ!!」
三人は晩御飯の話をしながら帰っていった
笑顔は…見えなかったな
ー夜ー
5人で港に来ていた
ウ「俺は嘘つきだからよ…ハナっから信じてもらえるわけなかったんだ」
貴「甘かったって言ったって事実は事実だろ」
ナ「海賊達は本当に来ちゃうんでしょ?」
ウ「ああ、間違いなくやってくる
明日もまた平穏な一日がやってくると思ってる」
平穏な一日…か
ウ「だから俺はこの一件も嘘で終わらせようと思ってる!!」
5-ウ「!!」
ウ「腕に銃弾打ち込まれようとも放棄を持って追いかけ回されようとも…ここは俺の育った村だ」
ウ「俺はこの村が大好きだ!!皆を…守りたい!!」
ウソップは涙を流しながら話していた
ゾ「とんだお人好しだな。子分まで突き放して一人出陣とは」ﾆﾔｯ
ル「よし、俺達も加勢する!!」
貴「私達も一緒に守ってやる」
ナ「言っとくけど宝は全部私のものよ!!」
ウ「お前ら…一緒に戦ってくれるのか…?
なんで…?」
ル「だって敵は大勢いるんだろ?」
ゾ「恐ぇって顔に書いてあるぜ」
ウ「お、俺が恐がってるだと!?俺は勇敢なる海の戦士キャプテン・ウソップだぞ!?」
ウソップは立ち上がりながらゾロに反抗する
が……
貴「膝が笑ってるぞ」
ウ「うるせぇ!!!見せ物じゃねえぞ!!
同情でなら帰れ帰れ!!!」
ゾ「笑ってやしねぇだろ?立派だと思うから手を貸すんだ」
ル「同情なんかで命懸けるか!!」
貴「それに、仲間だろ」
ウ「お、お前ら…」
ルフィもゾロも…ナミは分からんが、仲間だと思ってると思う
私はそう感じるよ、ウソップ
ウソップは気持ちを落ち着かせ、C・クロ海賊団が何処から村に入りそうかを話している
ウ「奴らはこの海岸から攻めてくる
だが、ここから村に入るにはこの一本道しかない。
他は絶壁だ」
貴「なるほどな」
ウ「つまりこの坂を死守すれば村が襲われる事な無え!!」
ル「簡単だな」
ウ「口で言うのはな。お前らは何が出来る」
ゾ「斬る」
ル「伸びる」
ナ「盗む」
貴「飛ぶ」
ウ「隠れる」
5-ウ「お前は戦えよ!!」
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2019年7月23日 0時
