33滴 ページ37
ク「“暗殺”なんて聞こえの悪い言い方はよせジャンゴ」
ジ「あぁ!!“事故”だったな事故」
ク「やはりお前はこの計画をイマイチ理解していないようだな」
ジ「分かっているさ、お嬢様の遺産をお前に相続させるよう仕向ければいいんだろ」
ク「他人の俺がどうやってカヤの遺産を相続するんだ」
ジ「頑張って相続する」
ク「頑張ってどうにかなるか!!
お前の催眠術でカヤに遺書を書かせるんだ
“執事クラハドールに私の財産を全て譲る”とな」
ジ「ほぉ」
ク「俺は政府に追われることなく大金を手にしたい.....つまり平和主義者なのさ」
ジ「ハッハッハッハッハ!!とんだ平和主義者がいるもんだぜ!!＿＿＿てめぇの平和のために一家全員皆殺しにするんだからな」
ク「ありゃマジだぜ...俺も計算外だった」
ウ「ヤベェ...えらい事聞いちまった!!」ﾎﾞｿｯ
ル「おい何なんだ?なんかヤバそうだな」
ウ「お前話聞いてなかったのか!!
カヤも殺される...村も襲われる...ヤベェ...マジでヤベェ…!!」
ルフィはその場から立ち上がる
ル「おい!!お嬢様を殺すな!!」
ジ「誰だ!!」
ウ「バカヤロウ見つかっちまったじゃねぇか!!」
ク「これはこれは、ウソップ君じゃありませんか」
ウ「俺まで見つかったー...」ﾎﾞｿｯ
ク「なにか聞こえたかね?」
ウ「な、なにも」
ル「全部聞いた」
ウ「おいっ!!」
ジ「仕方ねぇな。お前らこの輪をよく見ろ
ワン・ツー・ジャンゴでお前らは眠くなる」
ジ「ワン・ツー…」
ウ「隠れろ!!やられるぞ!!」
ウソップは後ろの方に隠れた
ジ「ジャンゴ!!」
ジル「Zzzz...」
ク「おい起きろ、まだそのクセ直ってなかったのか」
ル(ﾌﾗﾌﾗ
ルフィは崖から落ちた
ウ「おいっ!!大丈夫か!?」
ジ「あーぁ、殺すつもりはなかったんだがな
もう1匹はどうする」
ク「放っとけ。あいつがどう騒ごうとも無駄なことだ」
ウ「!!?」
ク「明日の朝だジャンゴ、夜明けとともに村を襲え…カヤお嬢様を殺すんだ」
ウ「明日...」
ク「聞いた通りだウソップ君...君が何を聞こうとも私の計画に影響はない」
ウ「うわぁぁあ!!」走
〜ウソップ〜
ウソップは村の方に走り出した
ウ「ヤベェ...カヤが殺される!!俺は...みんな大好きなのに!!」
ウ「この村が大好きなのに!!」
〜草原〜
Aside
しばらくの間ゆったりと時間が過ぎていくのを感じていた
ゾ「ん?…あれは?」
貴「どした?」
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
足音?
何かが私達の前を走っていった
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作者名：ココアシュガー | 作成日時：2019年7月23日 0時
