メダロット...？ (ページ9)

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1話(⑥)うごけ！ポンコツメダロットページ9

『はぁ...それはそうと...

金欠なのは普通に困るし...

5円だけでもお金欲しいな〜ご縁だけにってね〜』

なんて、詰まらぬダジャレを言い川を見つめる。

すると、目の端でキラリと何か...

いや、私はこの光り物の正体を知っている。

『もしかして...！』

小学生の持ち前の体力と身体神経を駆使して

川の中にある、光り物の元へ向かう。

『やっぱり...メダルだ...！』

カブトムシの幼虫が描かれた、六角形のメダル。

『って...結局この先の展開になるまで

出番ないじゃん...ごめんね？』

なんて言いながら、

メダルをポケットの中に優しく入れる。

場面は変わって夜。

『ねぇ、お母さん。メダロット買ってよ...

メダルは何とかなったんだし...ね？』

しかし、母を説得は簡単にも行かず...

「何言ってるの？欲しいものは

自分のお小遣いで買う方針でしょ？」

『んー...でもメダロット持ってないの

私くらいだよ？学校で...』

「お父さんに相談してみたら？」

『んー...ってォォオオいソルティ!?

金属はお腹に毒だよ!!

だから食べないで...ね？』

〈現在、真剣ロボトルを強要し、

無理やり相手のパーツを奪う

メダロット狩りが横行しております。〉

うっわ、すごいフラグ投下するやん。

いや、フラグなんだけど。

「怖いわね〜、メダロットなんかもってたら

あんたも狙われちゃうわよ？」

『へーきだよ、女子小学生の特権を

フル活用して返り討ちにするからね...』

「ワン!!」

女子小学生の特権と言ったら...そうだね、

防犯ブザーだね！

その夜、一人目の犠牲者が出たとは知ら...

あ、知ってたような...知らなかった様な...

まぁいいか。