メダロット...？ (ページ6)

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1話(③)_うごけ！ポンコツメダロットページ6

「それでは...

ロボトル...ファイト!」

そうMs.うるちが言った時、

2人のメダロットは互いに

すごいスピードでぶつかった

「すごいスピードね...躱すのがやっとだわ...」

私は、【ある違和感】に気付いた

「でもアリカちゃん...

なんか、妙だと思わない？」

「え？」

アリカちゃんが疑問の一声を出した後、

メダロッチが菊姫の愛機(ペッパーキャット)の左腕パーツの

機能停止を伝えるアナウンスが聞こえた

「だってドクタースタディって

サポート重視のメダロットでしょ？

早くても攻撃能力は無いはず...

ぶつかっただけで

あんなにダメージって受けるの？」

しかし、片腕だけとはいえ

パーツが損傷している菊姫は随分と余裕そうだ

「トドメだ！ドクタースタディ!!」

「ジャンプよペッパーキャット」

その司令を聞いたペッパーキャットは

軽々とドクタースタディの上を飛び

攻撃を躱した

続けてまた、ドクタースタディが

ペッパーキャットに攻撃を当てようとするも

それもジャンプで軽々と避けられてしまう

そしてペッパーキャットは

ドクタースタディの隙を見つけ、

そのまま走って裏へ回った

「な、何故だ?!

何故ペッパーキャットにこんなスピードが?!」

生徒会長の驚きの声を聞き

菊姫がニヤリと笑い技の命令を出す

「ペッパーキャットライトジャンプだ」

ペッパーキャットは

ドクタースタディの上に飛び、電撃を浴びせた

電撃を浴びせられたドクタースタディは

膝から崩れ背中からメダルを排出した

それを確認したMｒ.うるちは

「機能停止!!

よって菊姫選手の勝ちとします!!」

と、高らかに言い、

バトルを見ていた野次馬達は

わぁっと歓声をあげ、生徒会長は

「くそぉ〜...いつの日かお前らに

校則を守らせてらるからなぁ!!」

覚えてろと正義側とは思えない捨て台詞を吐き

去ってしまった...

「よっしゃぁ！やったぜおやびん！」

「生徒会室頂き〜」

「おやびん最高〜!!おやびんグレイト〜!!」

その後イワノイがおやびんおやびん連呼して

菊姫がブチ切れたのは内緒にした方が

いいのかもしれない

「流石スクリューズのボスね、

凄いバトルだったわ」

と、アリカちゃんが言った

「でもあのペッパーキャット、

身軽にするために装甲がかなり

削られている...当たりどころが悪かったら

最初の一撃でやられちゃってたかも、

あれ、大分危険だったんじゃない？」

と、言ったがアリカちゃんの反応は弱かった