【ONE-PIECE】鳥からの転生者【part2】 (ページ7)

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赤犬の鉄槌ページ7

本部の長い廊下を全力で駆けて行く。

その時、翼が出ていて、すれ違った人々は皆一様に風で転んでいた。

突然壁が現れ、止まろうとしたが勢いが殺せず、壁にドンッ、とぶつかると壁の上から声が聞こえた。

「なにしちょる」

不機嫌な声の赤犬だ。それに焦ったのはAではなく周りの海兵たち。

それにより足止めされたAに追い付いた青雉が赤犬に気付かずに叫んだ。

「はぁ…はぁ…見つけた！書類やっといてね！」

「青雉ィ！！貴様、何をしようとしたァ！！」

当然、それに怒る赤犬。怒鳴られたことで赤犬に気づいた青雉は顔を青くして弁解した。

「い、いやぁ～？だってね？Aが捕まえたら書類やるって言うんだ…」

だが、その弁解は最後まで続かなかった。

それは赤くなった赤犬の凶悪面のせいでもあり、Aの凍て付くような冷めた瞳のせいでもあった。

「青雉ィ…今回という今回は許しちゃァおけん！！」

ボゴンッ、という人を殴った音ではない音を出しながら赤犬の拳が青雉の頭にも飛んだ。

「反省しちょけ！このあほんだら！」

そう言い捨てると赤犬は早足で立ち去った。