【ONE-PIECE】鳥からの転生者【part2】 (ページ49)

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頂上戦争５ページ49

「全く、白ひげ海賊団の隊長たちともなるととことん化物じみてるねぇ～」

処刑台の下、大将が座る席にて黄猿が言った。

「被害少なくチャッチャと蹴り付けるにゃあ、頭をとるしかねぇでしょ～」

そう言うと、黄猿は光となって消えていった。

一人残った赤犬は、ただ、任務を遂行するのみ、とばかりに威圧的な座り方に直した。

光となった黄猿が次に現れた場所は白ひげの前であった。

「ま、眩しい！！」

「き、黄猿だ！！黄猿が来た！」

口々に騒ぐ海賊には見向きもせず、先程言った『被害少なく～』の事を実行するべく、白ひげに技を投げつけた。

「八尺瓊勾玉」

「おいおい……眩しいじゃねぇかァ」

白ひげが目をわずかに細めた時であった。

目の前を鳥のような物体が横切り、光の玉に撃たれた。

それを見て白ひげはニッ、と笑う。

「おいおい……あれはなんだ！」

「青い炎を纏っているぞ！」

「青い……炎？」

黄猿が不思議そうに見つめていると、炎を纏いし人間はしゃべり始めた。

「いきなり……キングは……」

不敵な笑みを浮かべ、体の半分以上、顔の半分も青い炎となった男は________

「取れねぇだろうよい」

________白ひげ海賊団一番隊隊長不死鳥のマルコその人であった。

「怖いねぇ～」

黄猿は全然思ってないように、気持ちを込めずに言った。