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16話 ページ17




朝目を覚ますと、紫耀くんはいなくてメールが届いてる


紫耀『おはよ、A寝ちゃうし、旦那さんいつ帰ってくるかも分からないしで俺どうしていいかわかんないんだけど…一応帰るね…鍵開けっ放しはダメって俺でもわかるからAの鍵借りたー』


大変申し訳ございません。


一気に申し訳なさが込み上げてきて、何時かも確認しないまま電話をかけてしまった


紫耀『もしもし…』


「あ、ごめんね…寝てた?」


紫耀『ん、』


いつもより低い声に、短い返事。
朝が弱く、絶賛不機嫌中って言うのが見なくてもわかる。



「昨日はごめんなさい…運んでもらって…重かったでしょ」


紫耀『いいよ、ショックなことあったんだし…軽かったから安心して、それよりさ鍵どうしたらいい?取りに来る?』


「ん、行かせていただきます…いつ頃がいいですか?」


紫耀『んー、今でもいいよ?Aの空いてる時に来な?』


「じゃあ、今から行くね」


紫耀『了解、待ってる』


そう言って切れた電話。
軽くメイクもして、髪の毛を巻いて家を出る



旦那『今日18時くらいには家に帰れる』


時間を見たと同時に届いたメール。
それまでは女の人といるの?なんて余計なことを考えてしまって、
既読もつけずにスマホを閉じた。

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作者名:優希 | 作成日時:2023年1月3日 14時

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