キスで私は落ちる2【山崎賢人】

67話 ページ17

Aサイド

エイトさんは会場から去ろうとしていて尊氏さんがなにやらエイトさんたちと話している、


尊氏さんたちの話が終わり尊氏さんが会場に戻ろうとすると私はエイトさんの元に走る

尊氏「A？どこ行く？」

尊氏さんは私の腕を掴む。

「エイトさんのところ。頰…腫れたりしたら大変でしょ？だから…」

尊氏「撮影には戻ってくるんだぞ…」

尊氏さんはそう言うと手を離してくれた。


「え、エイトさん！」

エイト「？」

エイトさんが私の声に振り向いて足を止めてくれる、

エイト「A？どうした？…っていうか、着物めちゃくちゃ…」

「エイトさんがどこに行くかわからなかったから慌てて走ってきたの！」

エイト「ならもっと上品に走らねぇとお嬢様とは言えねぇな」

エイトさんはそう言いながら着物を丁寧に直してくれた。

「あの、頰は大丈夫ですか？？」

エイト「心配してここまで来てくれたの？」

「あ、あの。その」

エイト「大丈夫だよ、ほら、直ったから撮影戻りな」

エイトさんはそう言うと私をくるっと会場の方へ向かせて背中を軽く押す

エイト「ちゃんと写って来いよ」

そう言われる言葉に振り向き頭を下げる。
ありがとうの気持ちを込めて…ありがとうの気持ち以外にも…やっぱ好きだな…って気持ちも込める。

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