7話 ページ10
Noside
ｻﾝｼﾞ「てめぇ自分がした事忘れたのかよ！！
スリラーバークで…命捨てようとしたじゃねぇか！！！
あいつはそれを知ってる！！！
だからてめぇには言われたくなかったんだよ！！
真っ先に野望捨てようとしやがった
てめぇだけにはなぁ！！」
ｿﾞﾛ「…！！」
ーーーーーーーーーーー
それはAが船に乗って、少したった頃…
『へぇ、サンジくん達、
スリラーバークも行ったんだ
モリアとも対戦したなんて…凄い』
ｻﾝｼﾞ「俺らも影奪われちまって苦労しました…
しかもその後にバーソロミュー・くまが来て…」
『え、くまが？…それ結構まずいよな？』
ｻﾝｼﾞ「ルフィの命1つで助けてやるって言ったのを
あのクソ剣士が、自分の首で勘弁しろって…
野望も命も捨てる覚悟でクルーを助けやがった…」
『ゾロがそんな事を…ｸｽｯ、彼らしい』
ｻﾝｼﾞ「生命力化け物ですから…あいつは
残されたクルー達の身にもなれよって話です」
『この前、僕と戦った時、
ゾロは僕のことを絶対追い越すって言ってくれたけど…
それを1度諦められてると思うと悲しいなぁ』
ｻﾝｼﾞ「あいつじゃAさんには勝てないですよ」
『そうかな？良い意味で裏切られそうだけど…
…じゃあ今後、もしクルー達に危険があって
もし僕が命を張ったとしても、
ゾロにだけは…それを言われたくないな』ﾆｺｯ
ｻﾝｼﾞ「同感です」
ーーーーーーーーーー
貴方side
やっちゃったなぁ…
皆がいる前で怒るんじゃなかった
船も飛び出してきちゃったし…
船から反対側の山、少し目立つ大樹に持たれて息をつく
治ったら戻ると、ロビンとサンジには伝えてある
あの2人、分かってそうだったしな
幸いここのログが溜まるまでには治るはずだ
せっかくの機会だ、普段出来ないような事も…
山の中を散策してみると、
勢いよく上から落下する水…滝つぼだ…
耳が聞こえてないせいで、
勢いのある水の音が無いのはすごく惜しい…
音って大事なんだな…
持ってきた少量の荷物を端へ投げ、
パーカーを脱いで水へ入る
段々と身体が冷えていく感覚が心地良い…
感情的になるのは、全てにおいて不利になる…
落ち着け…頭を冷やせ…冷静に…冷静に…
この際能力の限界値を上げよう
こんな機会はもう無いだろう
1週間、身につけられることは全部やろう…
それに、しばらくゾロに合わなくて済むから…
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月5日 1時
