5話 ページ45
貴方side
ﾅﾐ「はいはい！悪かったわよ〜！
Aの彼女、いじめてごめんなさいね！」
ｳｿｯﾌﾟ「ぷぷっ…彼女…！」ﾌﾙﾌﾙ
ｿﾞﾛ「ウソップてめぇ…！！！//」
『悪ぃ、回収するわ…ご機嫌ナナメらしいんで』
ﾅﾐ「もうすぐ戻るかもってフランキーが言ってたわ
それまで上に居れば？てか居ろ！！」
ﾛﾋﾞﾝ「目の前でイチャつかれるのも大変よ？」
『イチャついてるつもりはねぇけど…
まぁお言葉に甘えて、サンキューな』
ゾロを抱えて展望台まで戻る
降ろせとか何とか聞こえるけど、無視
ゾロよりも力が強いとか、勝手できるの今のうちだし…
ｿﾞﾛ「マジで早く戻りてぇ…楽じゃねぇ…」
『そ？僕は楽しかったけど…』
ｿﾞﾛ「有意義だったのはトレーニングぐれぇだ…」
『あれは刺激十分だったなぁ…
あれを踏まえて、メニュー組み直そう』
刹那、一気に身体の熱が駆け巡る感覚が走り、
骨が削れるように痛む…
数分後には、前日と変わらぬ自分の姿が…
『戻った…』
ｿﾞﾛ「やっぱ自分じゃねぇとな…」
『男も楽じゃないことはよく分かったよ』
ｿﾞﾛ「身体の柔軟性がだいぶ違ぇのは分かった
しなやかさ、磨かねぇとな…そこは収穫だ
だが、刀が重てぇとか、体力がねぇのは不満だな
A、やっぱお前普通じゃねぇよ…」
『ねぇだいぶ失礼だけど？
確かに体力があるのは楽だったな…効率良いし
ただ力加減が普段通りのつもりでも強いらしい…
そこが大変だった、ウソップに謝っとかないと…』
ｿﾞﾛ「…あぁ、もう1つあったな…不満」
何、と言おうとして吸い込んだ空気は
吐き出されることなく唇で塞がれる
離れようにも、後頭部には支えられた手が…
薄く開けた瞳の先に、目を閉じるゾロの綺麗な顔…
ゾロも大概、カッコイイ顔してるよ…
長く、美しい睫毛がゆっくりと持ち上がる
僕の瞳を射貫くような漆黒の瞳…
まさに魔獣だ…抵抗意欲すら湧かないくらい、
魅入らせてしまうほどの瞳…
離された唇の端をペロリと舌で舐めるゾロ
その仕草1つですら妖艶とさえ感じる僕は
相当ゾロに絆されてるんだろう…
ｿﾞﾛ「お前が…周りのやつにチヤホヤされてる事」
『何それ…嫉妬？』
ｿﾞﾛ「お前は黙って…俺だけに愛されとけ」
『ﾌﾌｯ…いつもゾロしか見えてないけど？』
ｿﾞﾛ「コックと喋んな」
反論を述べようとした口は
再び彼の唇に溶けた…
Fin…
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月5日 1時
