祈願の果てに【after Story】2 (ページ41)

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利益、不利益ページ41

貴方side

海上に停泊して一晩が明けた朝…

クルー達の中でも早めに起きる方である僕は

とりあえず今この状況に混乱している最中である…

『待って、ほんとにどうしたの…！？』

ﾅﾐ「何よ…朝っぱらから騒がないで…」

『ごめんよ、ナミ…

でも僕も分かってない事が起きてるんだよ…』

ﾅﾐ「…あんた誰！？！？」

『僕だって！！Aだよ！！』

ﾛﾋﾞﾝ「…海って不思議ね…」

『その一言で片付いてたら訳ないよ…』

女部屋でプチパニックが起こっていたのも束の間

男部屋からチョッパーの悲鳴のような声が…

敵が乗り込んだのか！？と急いで向かう

『どうしたチョッパー！？』

ｳｿｯﾌﾟ「おめぇ誰だよ！？！？」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「女の人だ…！見たことねぇぞ…！？」

ボンクでスヤスヤと寝息を立てる女…

よくも人の船でこう易々と寝ていられるものだ

「…んだよ…うるせぇな…もう朝か？」

ｳｿｯﾌﾟ「お、お前…！誰だよ…！？」

「は？何言ってんだウソップ、俺だろ」

ｻﾝｼﾞ「野郎共！！朝からうるせ…

って！！誰ですかその美女はぁ！？！？」

『悪いサンジ、多分こいつはゾ…』

ｻﾝｼﾞ「おめぇには聞いてねぇよ黙ってろ！！

てか誰だてめぇ！！！！」

『ちょ…！！本当野蛮だなサンジ！

多分！こいつゾロ！！んで僕はAだ！！』

ｸﾙｰ「「…はぁ！？！？」」

ﾅﾐ「とりあえず、Aが男になって、

ゾロが女になったのね…ってなんでよ！？！？」

ｿﾞﾛ「そりゃこっちが聞きてぇよ！！！」

『誰か説明を求むよ…』

ﾙﾌｨ「にしし！Aカッコイイなぁ〜！！」

『あ、ありがと…』

そんなこと言われても若干複雑だ

甲板でこの謎に迫っていた所、

フランキーがこちらを見て青ざめた

ﾌﾗﾝｷｰ「うおぉぉ！？しまった！

俺のメカ、"インバーションモード"が…！！」

『！？どういう事フランキー！！』

ﾌﾗﾝｷｰ「昨日の夜、俺は新しい武器の開発途中だったんだ

あらゆるものを反転させる武器！

それが昨日の試作品！

"インバーションモード"だ！！」

ﾙﾌｨ「すっげぇ！！！どんなメカなんだ！？」

ﾌﾗﾝｷｰ「それがよ、試行の段階で壊れちまって

実際は目に見えない音波を当てることで、

攻撃や能力を無にしたり出来たはずなんだが…」

『なるほど、有が無に出来ると…』