4話 ページ28
貴方side
ナミ「いい？くれぐれも面倒事は起こさないでよ？
3日後にログが溜まるから、
その日の昼に出航！それまでは各自自由ね！」
ﾙﾌｨ「メシ〜！！！」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「俺！本屋に行きてぇ！」
ﾌﾞﾙｯｸ「私もお供してよろしいですか？
音楽に関する本が無いかと思いまして…」
ﾌﾗﾝｷｰ「アーォ！！船番なら任せろ！！」
皆それぞれ船を降りて散らばる
片手で皆を見送りながら、もう片方の手はナミを掴む
『どこ行くのかな？ナミ？』
ﾅﾐ「いや！別に…！」
『飲み比べの約束、よろしく！』
ﾅﾐ「はい…」
ｿﾞﾛ「おいA、俺との約束はどうすんだ？」
『夕方、この島の西にある酒屋に集合でどう？
まぁ、迷子になったら周りに聞きなよ？
ゾロ1人でたどり着けると思ってないからさ』
ｿﾞﾛ「ナメてんのかお前…！あと俺は迷子じゃねぇ！！」
ゾロと分かれて靴屋までをナミと歩く
そんなに気を落とさなくてもいいと思うんだけど…
『…無理強いはしないけど…？』
ﾅﾐ「あ、いや…そうじゃないのよ！
Aのブーツくらいは全然いいのよ
心配なのはあいつのほう…」
『…？ゾロか？』
ﾅﾐ「…あいつに西って言って伝わると思う？」
『普通なら伝わるけどな…ゾロがたどり着けなきゃ
この勝負は不戦勝って訳だ…』ﾆﾔｯ
ﾅﾐ「だんだんとアンタが恐ろしく思えてきたわ…」
靴屋で自分の気に入る物を物色する
あれこれと服に合わせてみるが、イマイチしっくり来ない…
『ん〜…』
店員「お客様、何かお探しで？」
ﾅﾐ「この子のブーツが欲しいの！
この店にある黒ブーツ、あるだけ出して！」
店員「かしこまりました」
いくつか出してもらった中に、一際目を引く物が…
黒光りする、レースアップブーツ…
少し長めに造られた丈は、
僕の脛の真ん中くらいに来るだろう…
『これ、履いてみてもいいですか？』
店員「もちろんでございます！」
履き心地はピッタリ…
紐をキツく締めて立ち、その場で軽く跳躍する
…ブーツでもここまで軽いのか…！
足の形に合わせたクッションが、疲れを軽減させる…
なるほど、戦闘において地面を捉えるのに向きそうだ
『ナミ！これにしていい！？』
ﾅﾐ「アンタのブーツでしょ？自分で決めちゃいなさい？」
『じゃあ、これください』
店員「お買い上げありがとうございます、お客様！」
ﾅﾐ「おいくら？このブーツは」
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月5日 1時
