3話 ページ19
サンジside
Aの様子と、あの懐中時計を見て、
いくつか分かったことがある
まず、あの時計が進む程、Aの年月が過ぎること
見てる限り、1年が1時間ってとこか…
もう1つ、Aが俺にすげぇ懐いてくること…
基本的にずっと隣でちょこまかしてしてる…
マリモに誰だと言われた時は、
ビビって俺の後ろに隠れて裾にしがみついてた
だが少しずつあいつにも慣れ始めたらしい
流石A、変わんねぇな…このやろー
とりあえず昼飯が出来たから、
あいつらを呼ぼうと甲板へ声をかけるが…
ｻﾝｼﾞ「おい、Aはどこいった？」
ﾙﾌｨ「サンジと一緒にいたんじゃないのか〜？」
ｳｿｯﾌﾟ「サンジじゃねぇならゾロんとこか？
ゾロー！！Aどうしたー？」
ｿﾞﾛ「コックのとこ行くって走ってってからは知らねぇ！」
ｻﾝｼﾞ「え、来てねぇけど…」
ナミさんやロビンちゃんの所に行ったのだろうか
2人に聞いてみても、顔は見ていないという
フランキーも同様…
ﾌﾞﾙｯｸ「先程Aさん、
船内を見回しながらかけて行きましたよ？
見かけただけなのでどこに行ったかは分かりませんけど」
ｻﾝｼﾞ「船内にはいるのか、俺探してくるわ」
ﾛﾋﾞﾝ「ちょっと待ってコックさん…
あの懐中時計…今どのくらい経った？」
ロビンちゃんに言われて、腰に付けていた時計を見る
確か時間は…2時間が経過している
ｻﾝｼﾞ「この時計だと、2時間は経ってるな」
ﾛﾋﾞﾝ「…まさか…」
ﾅﾐ「どうしたの？」
ﾛﾋﾞﾝ「フランキー！
この船に、小さくて光のあまり当たらない場所はある！？」
ﾌﾗﾝｷｰ「それならおめぇ、地下の武器庫があるが…
それがなんかあんのか？」
地下の武器庫と聞き、走っていくロビンちゃん
訳が分からないままに続いて走る俺…
武器庫の扉を開けようとすると、鍵が掛かっていた
ｻﾝｼﾞ「中から鍵がかかってるのか？」
ﾛﾋﾞﾝ「A！！ロビンよ！ここを開けて！」
ロビンちゃんが声を張ることは珍しい
何かあったのかとクルー達が武器庫前に集まる…
ﾁｮｯﾊﾟｰ「どうしたんだ！？」
ｿﾞﾛ「騒がしいな…Aはいたのか？」
ｻﾝｼﾞ「ロビンちゃん！
一体どういうことなんだ！？」
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月5日 1時
