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頭がどうにかなりそうだった。
ジリが神霊??あの三匹を同じ虫かごのようなものに入れて飼育させていたのはわざとだったってこと…?

だからおばあちゃんは私がカエルとムカデが居なくなったって言った時喜んでいたのか…!
でも、


「…でもそれが人を殺す理由にはならない…!」

『ちゃんと人のお話は最後まで聞かないと…教えたでしょう?

その神霊の血は猛毒なモノ。その血を飲食に混ぜ、人に害を加えたりする事により"私達"が幸福になる事が出来る。

蠱術とはそう言う素晴らしい術なのよ…!!』


人を殺しておきながら……自分たちが幸福を得る?馬鹿げているのか…?この蠱術というものの何処が素晴らしいの??

言いたい事が沢山あった。でも言葉がまとまらない。


『ふふ…ちなみにねぇ、このジリ様の毒は初めは全然猛毒じゃあないの。即死なんて効果はない。

でもねぇ、"A様"が育てたことにより毒が強くなり猛毒になっていったのよ。
名前、ジリ様と名付けてあげたでしょう?その命名が一番毒を強くさせたのよ』


おばあちゃんはまた素晴らしいでしょ?と言った。


私が…?私が育てたから猛毒になったの…?
私は知らない間に毒蛇を育てて、人を殺していたの…??

私は知らない間に人殺しに加担していたっていうこと…?


『私たちは人殺しなどそんな物騒なことしてないわ。
ただ、私たちの幸福の為に"犠牲"になってもらっただけ。

きっとお空の上では楽しく暮らしている筈よ』

大丈夫、大丈夫とでも言うようにおばあちゃんは私の頭を撫でた。

前まで少しは心地良かったものが突然気持ち悪くなった。


「や、触らないで!」


私が嫌がりおばあちゃんの手を払った。
すると次の瞬間ジリがおばあちゃんの手首に噛み付いた。


『あ"』


それは一瞬の出来事だった。
噛みつかれて10秒程経った時、おばあちゃんは




死んだ。


噛み付いたジリは私の腕に巻き付き、褒めて褒めてとでも言うように甘えてきた。


私が、嫌がったからだ。ジリは私が嫌がってるのを見て、おばあちゃんに噛み付いた。

このジリは私が育てたのだ。何年も。


私が、




殺したのだ。



あぁ、そういう事か。




私は人殺しになる為に生きてきたのか。

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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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みかん飴(プロフ) - うさぎを必死に覚えようとしている夢主ちゃんにノックアウトして思わずコメントを、、、いつも楽しく読ませて貰っています!無理しない程度に更新頑張ってください!! (2020年12月4日 22時) (レス) id: 692c18fb1a (このIDを非表示/違反報告)
蒼空麗(プロフ) - 最高です・・・!最高・・・†┏┛墓┗┓† (2020年11月22日 14時) (レス) id: 276da92bd9 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - kazu-mochiさん» 感想ありがとうございます(TT)面白いと言って貰えてとても嬉しいです!更新速度はとてもゆっくりですが最後まで閲覧して下さると嬉しいです。kazu様もお体には気をつけてください。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 3bce2f1a09 (このIDを非表示/違反報告)
シズク - めちゃくちゃ面白いです!!!!一気読みしちゃいました!更新楽しみに待ってます! (2020年11月14日 23時) (レス) id: 71a40c346c (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 夏油さんの小説初めて読ませて頂きました!設定がしっかりしていてとても面白いです!これからも体調などには気をつけて下さいね。応援してます!! (2020年11月14日 11時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴ | 作成日時:2020年11月12日 20時

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