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二口「気付くの遅せぇよ」
いや普通手を差し出されたら何か欲しいって思うじゃん！！！
手を繋ぐなんて発想全然無かったし！！
「あ、あの……手繋ぐ必要ある、のかなこれ」
二口「彼女なら普通のこと」
「なるほど」
こんな短距離でも恋人は手を繋ぐのか…大変だこれは。
教室を出たら生憎あまり人が少なく注目の的になることは無かった。
まあ数人はチラチラとこちらを見て何か言っていたけれど。
……きっと明日にはもう広まってそうだなぁ
会議室へと着くともう人が集まっていた。
ドアを開けると全員の視線が私達に向けられる。
私は反射的に繋いでいる手を離した。
二口「おい」
「ご、ごめん………つい」
ただでさえ人気者の二口くんと一緒に居るだけで女子からの視線は鋭く、恐ろしいのに手を繋いでいるところなんて見られたら殺害されそうだ。
…………特に3年生方の女子だ
あぁ、ほらもう顔が怖い！！！
私は急いで席に座った。
二口「あっれ〜？鎌先さんじゃないですか〜？？実行委員なんてやらないとか言ってましたよね〜？あれ、なんで居るんですか〜？」
鎌先「黙れ、二口！！！」
二口くん怖そうな先輩を煽ってる……！！
「ちょ、ちょっと辞めなよ…！先輩に向かってその態度は…」
鎌先「そうだぞ二口！！！そこの女子の言う通りだ」
二口「え、鎌先さんって先輩なんすか？」
鎌先「殴りてえ」
私は二口くんの煽りを止めるのを諦めて机に置いてあった資料に目を通すことにした。
えぇ…来週中にもう出し物決めなきゃいけないの？
私たちのクラスは揉めそうだな…
クラス費の予算も話し合わなきゃいけないのか。
実行委員ってこんなにめんどくさかったっけ！？
会議とかたくさんあるけれど二口くん大丈夫なのかな。確か……バレー部だったよね
ちらっと二口くんの方を見るとまだ先輩を煽っていた。
すると、先輩とバチッと目が合った。
先輩の目は止めてくれとでも言っているような感じだった。
えぇ……
「…あの…堅治くん？
私とも…話そ？」
二口「……」
鎌先「……」
あーーーーーー……………言葉選びミスった
鎌先「お前……二口と付き合ってんのか？」
「えーと…その…」
曖昧な返事をしていると二口くんに睨まれた。
怖っ！！！！
「つ、付き合ってます…」
鎌先「お前正気か！？」
「はい？」
鎌先「あの、二口だぞ！？こんなクソ男のどこに惚れたんだよ！」
す、すごい言われようだ……
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ぬん - 早く読みたい！！！がんばってください！ (2020年6月8日 0時) (
レス) id: a1b0716c34 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - きつねさん» コメントありがとうございます(TT)そう言ってもらえてとても嬉しいです！！更新速度はとても遅いですが気長に待って頂けると嬉しいです。 (2020年4月12日 23時) (レス) id: 3bce2f1a09 (このIDを非表示/違反報告)
きつね - コメント失礼します！この小説すごくキュンキュンしました！！二口はかっこいい、、、、推しをこんなかっこよくしてくれてありがとうございます！（？）主さんの二口すごく素敵です！これからも楽しみにしてます！！ (2020年4月11日 23時) (レス) id: 83bac206de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴ | 作成日時：2020年3月24日 21時
