検索窓
今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:552,508 hit

ページ6

.








いっぱい辛い思いをした撮影期間だったはず。

Snow Manとしての仕事も、目黒蓮としての仕事も、
全て何でもこなしていっていたから。

帰ってきてすぐ部屋に行って
布団に潜って泣いていた日だってあったし
私に抱きついて、監督に褒められた!って喜んだ日だってあった。

私が寝た後に寝て、私が起きる前に家を出る。っていうすれ違い生活もしたし
姿を見ない日だってあった。

いっぱいいっぱい辛い思いした分
こうして、結果に残せてよかった。


『 …蓮、ほんと、おめでとう 』

蓮「 …ありがとう 」


ぎゅっと握る蓮の手を引いて、私の胸に蓮の顔を抑えた。


『 いっぱい頑張ったね。お疲れ様。
……誰よりもかっこよかったよ、自慢の彼氏だよ 』

蓮「 っ、… 」


じわっと暖かくなる胸

蓮の頭を優しく撫でれば、蓮の腕が背中に回って
声を押し殺しながら涙を流した。

私以上に思ってることは濃くて沢山あるはず。
いまは、言わなくていいから
いつか必ず、ふたりで分け合おうね。


蓮「 …zzZ 」


蓮は涙を流しながら、眠りについた。

そして私も、そのままソファーの上で眠った。


蓮「 ん、… 」

『 … 』

蓮「 A、おはよ 」

『 んんぅ、…おはよう 』


目覚めた時、身体はバキバキだったが
この痛みも幸せな証かな。なんて惚気けてみたら
朝から面白い。なんて笑いあった。


蓮「 てか、伊佐木さんとのシーンヤキモチ妬かなかったの? 」

『 …え? 』

蓮「 ほら、このシーン 」


そう言って、あの時のお腹に手をあてるシーンを真似する蓮。

私のお腹に添えられた手をパチンっと叩き
昨日の残りのチーズハンバーグをレンジに入れた。


蓮「 あ、あ、笑 」

『 うるさい、もう〜だるい 』


私を後ろから抱きしめ、顔を覗き込む蓮

その顔はとても嬉しそうにニヤニヤしていて
そんなに彼女にヤキモチ妬いて欲しいのか!ってぐらいはしゃいでいた。

テーブルの上にチーズハンバーグを並べ
横に並びながらご飯を食べる。


蓮「 ねぇ、あのさ 」

『 ん? 』

蓮「 ……今度の、オフの日予定ありますか? 」

『 … 』

蓮「 ありますか? 」

『 ……ご馳走様 』


そのあと、2時間ぐらい話を聞きませんでした。

ですが蓮は嫉妬心を抱いてくれることが嬉しかったらしく
Snow Manグループメールにて


Aちゃんと嫉妬してくれました!


(喜びの舞のスタンプ)


と送ってましたとさ。









.

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (362 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6253人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

未憂(プロフ) - こんばんは!目黒が恋したきっかけのお話読みたかったので嬉しいです!続き楽しみにしてます! (2021年6月10日 0時) (レス) id: 4bebd6c092 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - Twitterフォローしました!! (2021年5月8日 9時) (レス) id: 3ab5bf83b5 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月25日 12時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年1月24日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。