黒 の 彼 女 １ ０

・教 場 II ページ3

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新年を迎え、三が日の最終日の日と明日は
蓮がでている教場IIの放送がある

私は楽しみな気持ちもあるが
それよりも、相手役の人に黒い気持ちを抱かないか心配だ。


蓮「 ……今日の放送リアタイで見る？ 」


恐る恐るそう聞いてくる蓮

それは何故かと言うと

遡ること、１０月中旬頃
蓮が教場IIに出演することを知り舞い上がっていた。
前作には、大ちゃんも出ていたから話はわかってるし
あの作品に出れるなんて凄いことで
その日の晩には豪華な手料理作ってケーキも買って幸せだった。

けど、次の日


佐久間「 めめー！！！おめでとう！ 」

ラウール「 ほんと凄い！木村さんと共演なんてすごいよ！ 」

蓮「 うぉっ、ありがとう笑 」


Snow Man全員に祝福され、朝からみんな大盛り上がり

そんな時、Snow Manの楽屋のドアに
ノックオンが響いた。


照「 はーい 」

？「 失礼しまーす。
…あ、初めまして。教場IIで目黒蓮さんと共演させていただいております。
伊佐木陶子役の岡崎紗絵です！

局がたまたま一緒だったのでご挨拶をと思いまして… 」


入ってきた女の人は、ショートカットでとても女の子という綺麗な人だった。


深澤「 うちの目黒蓮がお世話なっております。
迷惑かけてませんかね？ 」

岡崎「 いえいえ！！
私こそ、役で目黒さんとの共演が多くてこちらの方が迷惑かけてるかと思います 」

照「 ビシバシとお願いします 」

岡崎「 はいっ！笑 」


歯を見せてクシャッと笑う岡崎さん。
その瞬間胸がぎゅっと苦しくなった

ヤキモチだなんてわかってる。
岡崎さんは悪くないのに、黒い感情が少し湧き出てきた。


岡崎「 あ、目黒さん…少し、いいですか？ 」

蓮「 あ、はい。
……行ってくるね？ 」

『 うん 』


私の頭をひと撫でした蓮は、岡崎さんと一緒に楽屋を出ていった。

……お似合いだったな。
ふたりの背中を見た途端そう思った。

私よりも、何倍も…。

嫉妬心で溢れかえる私に追い打ちをかけるひと言が…。


康二「 岡崎さんばり可愛かったな〜 」

ラウール「 いいなぁ〜 」

康二「 吉川さんも充分かわええからな？！ 」

ラウール「 へへ、笑 」

阿部「 てか、あのふたりカップル役だよね？ 」

佐久間「 そうだよ〜
俺、見学しに行った時ふたりのシーンを見たんだよね。
もう、めーっちゃやばかった笑 」


" カップル役 " " ふたりのシーン "

その言葉が頭をぐるぐる駆け巡る中
私の心を打ち破る言葉が耳に入ってきた


康二「 めめ、パパになるもんな〜 」









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