黒 の 彼 女 ７

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それから、リモート撮影をして
取材を受け、個人撮影をして、とあっという間に今日の仕事を終えた


『 あ〜みんなに会いたい！！ 』

康二「 はやく大阪いきたいな〜 」

『 行きたいね！ 』

蓮「 俺とのデートも忘れんなよ 」

『 いちばん忘れないわ 』


帰りの車内は、一段と煩くて、マネージャーに

寝ろ！！と言われる始末
だが、そう簡単には寝れないのだ

何故かって…、？？？


蓮「 ねぇ、なんで寝ようとすんの 」

蓮「 A、目瞑ったらダメ 」

蓮「 またこれからいつ会えるか分からないのになんで構ってくれないの 」

蓮「 お泊まりも許可降りてないんだから、もう話せないよ？直接 」


かまちょ彼氏さんがいるからです

後ろを振り向けば、ジーコはすでに寝ていて
その寝顔をパシャリとカメラに収めた


蓮「 俺以外の男の写真撮らないでよ 」

『 なんで今日、一段と我儘なの？ 』

蓮「 ……だめ、？ 」

『 ……ダメじゃないけど 』

蓮「 ふはっ笑 」

『 ふふっ笑 』


通路を挟んで、腕を伸ばしてくる蓮

私も渋々蓮の手をぎゅっと握る


蓮「 次いつ会えるか分からないけど
お泊まりの許可が降りたら、その日の夜は寝れないからね 」

『 やだよ、絶対やだ 』

蓮「 そんな拒否る？ 」

『 うん、断固拒否 』

蓮「 ひでぇ〜笑 」


話していたら、マネージャーから
もうすぐなべの家着くよ〜。と指示が

私は携帯を取りだし、お兄へと即連絡


蓮「 え、彼氏より携帯？ 」

『 違うよ、お兄に連絡 』

蓮「 ふーん 」

『 なによ笑 』

蓮「 やだ、いま俺との時間だもん 」

『 はい、連絡し終わったよ 』

蓮「 ばーか 」


ぶーっ。と下唇を突き出した蓮は
お兄と少し似てる気がした

そのあと、蓮のわがままは止まらなくて
指絡めて手繋いで。とか
隣行きたい。とか
ずーっと言ってて、困ったけど

ちゃんと言うこと聞いてあげましたよ？偉い！


「 なべ、ついたよ〜 」

蓮「 下まで送る 」

『 え、お兄いるよ？ 』

蓮「 俺がやだ 」


少し行ってきます。そうマネに伝えて
私と一緒に降りた蓮

車を降りれば、お兄は携帯を弄りながら立っていて
お兄！と声をかければ、パッと視線があった


蓮「 翔太くん、お久しぶりです 」

翔太「 なんか、目黒気持ち悪い 」

蓮「 なんでっすか、！笑 」


久しぶりに会った蓮とお兄は嬉しそうに笑っていて
私まで、嬉しかった









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