黒 の 彼 女 ６

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高橋「 ……俺、ナベちゃんのこと本気っすから 」


それは、高橋恭平

みんな冗談っぽく輪を笑わせてくれたのに
恭平は蓮の前に立って宣戦布告をした

眉間にシワがぐっと寄る蓮
その姿を見て、恭平は、挑発するように鼻で笑った


高橋「 目黒くんがいるからって、俺諦めることしないんで 」

西畑「 恭平 」

蓮「 ……だからなに？ 」

『 蓮 』


バチバチした空気になる

蓮も挑発に乗っちゃって1歩恭平に歩みよる
腕を握って止めるけど、蓮と恭平はお互いが視線を外そうとしない


高橋「 彼女やからって余裕ぶらないでくださいよ 」

蓮「 別に余裕ぶってねぇけど 」

高橋「 そうっすか？
でも、俺のモノやからって安心してません？ 」

蓮「 っ、… 」

高橋「 ……関西からだって狙ってるやつ何人もいるんで
そのうちのひとりだって覚えといてください 」


恭平は、そのまま頭を下げ廊下を進んだ

その様子を見たみんなは、慌てて私たちに頭を下げ恭平を追いかけた
唖然と立ち尽くす蓮と私

一体何が起きたんだか…


『 …蓮、？？ 』


正気を戻した私は、蓮の腕を揺さぶる

蓮はハッとして
私の手を握り進み出した

事務所の用事は終わっていたため、そのまま駐車場に置いてる車に乗り込む
助っ席、…ではなく後部座席に蓮と私は入った

私は不思議と蓮を見つめる


『 ……わ、っどうしたの？ 』


何故か泣きそうな顔して私を抱きしめる蓮

背中をポンポンとリズム良く叩くと
鼻を啜る音が車内に響いてきた


『 れん、？ 』

蓮「 っ、誰のところにも行かないでっお願いっっ離れないで、！ 」


やっと聞こえた声はそんな言葉だった

恭平が言ったこと
なにわ男子メンバーが言ったこと気にしてるのかな

私は安心させるように、声をかけた。
どこにも行かないよ。ずっと蓮のそばにいる、と…


蓮「 康二に、ラウール。それに恭平だって…。
俺に飽きたら行くとか言うし、……俺、思ってる以上に余裕ないからね 」

『 …… 』

蓮「 Aだいすき 」

『 私も、蓮のことだいすきだよ 』

蓮「 …ん 」

『 ふふっ、はいはい 』


唇をトントン。として待機してる蓮の唇にちゅっとキスをしてあげたら
満足そうに笑って、デート行こっか！と車を降り次は運転席と助っ席に乗った

この日はずーっと甘々でしたとさ









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chipmxxx さんリクエストありがとうございました！
なにわ男子と絡めてますかね？(＞＜)
またのリクエストお待ちしております！

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