黒 の 彼 女 ４

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次の日、お兄と楽屋に入ればメンバーもみんな驚いていた


佐久間「 えっ、？！めめは？！ 」

『 知らない 』

ラウール「 え？別れた？ 」

『 別れてはない 』

康二「 え？じゃあなんでめぐきゅんと一緒じゃないん！ 」

『 ただのしょうもない喧嘩だよ
すぐ仲直りすると思う。仕事には支障でないようにするから 』

深澤「 あ、めめ 」


さっくん、ラウ、ジーコに質問攻めされていたら、いつの間にか蓮が登場

謝らなきゃ。と近づいたが
蓮は、すぐ楽屋へを出た


『 …はあ 』

翔太「 お前らはなんで喧嘩してんの？ 」

『 なんか昨日… 』


昨日のことを全て事細かに話した

いま、話してみると
私悪いのか…？なんて思えてきて、私から謝らなくていいじゃん。と思った


宮舘「 目黒ってそんなに子供みたいなことで拗ねるっけ 」

照「 もしかしたら、帰ったことに怒ってるかもしれないぞ？ 」

『 私、帰るって言ったよ？
しかも、1人でまだ帰れる時間だったし 』

深澤「 って言っても、男は、1人で好きな女を帰すことは嫌なんだよ
例え、まだ帰れる時間だったとしても 」


え？俺今かっこいいこと言ったよね？

なんてキョロキョロする化け物はほっといて
机にぐだぁ〜！と上半身を伸ばす


ラウール「 そのまま、めめと別れて僕のとこ来なよ！ 」

康二「 ラウ、なにゆうてん！
めめが、そんな喧嘩でなべのこと手放すわけないやん！ 」

佐久間「 めめが手放すんじゃなくて、なべが手放すんだよ 」

深澤「 そんなことで怒る男はみっともないわ！ 」

宮舘「 …ふっか、キモイ 」

翔太「 だはははっ笑 」


その日は笑いに収まったが、蓮とは一言も言葉を交わさず仕事は終わった


『 お疲れ様でした〜 』

翔太「 おつかれーっす 」

「 ふたりとも、迎え時間一緒だから！ 」

『 わかりました！ 』


メンバーに挨拶をして、マネージャーさんから時間を聞き車を降りた

現場からは私たちの家が1番近かったから、私たちが降りる時はメンバーみんないた
いつもなら、蓮にも挨拶するけどこの時はせずに解散した


翔太「 よかったのかよ、目黒に挨拶しなくて 」

『 知らない 』

翔太「 はぁ、…早く仲直りしろよ 」

『 … 』


お兄の言葉を無視して私は先にエレベーターを降り
家の鍵を開け、すぐさま、部屋へと入った


『 はぁ… 』


ベッドの脇に、棚があり
その棚の上に飾ってある蓮とのツーショット写真


『 ばーかっ 』


無邪気に微笑んでる私たちを見て私はまた、ため息をついた









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