黒 の 彼 女 ３

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コンコンッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


滝沢「 はい 」

『 Snow Manの渡辺Aです 』

滝沢「 入っていいぞ 」

『 失礼します 』


ゆっくりとドアを開ける

滝沢くんは机の上に資料を並べパソコンと向き合っていた
私はゆっくりソファーの横に立ちひとつ深呼吸を置いた


滝沢「 その深呼吸は決まったのか？ 」


資料を見ながら滝沢くんはそう言った

私は、はい。と返事をし次の言葉を述べようとした時


コンコンッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


滝沢「 はい 」

蓮「 Snow Manの目黒蓮です 」


蓮くんが来たのは…。

滝沢くんは一瞬私を睨んだが
また資料に目を通し、蓮くんを部屋へと入れた


滝沢「 目黒の用事から聞く
言ったらさっさと楽屋もどれ 」

蓮「 はい。わかりました 」

滝沢「 で、なんだ？ 」


滝沢くんは、蓮くんの顔をチラッと見たあと私をちらっと見て
何故かため息をつき、次はパソコンへと手をつけた


蓮「 …俺、Aと真剣交際してます 」

滝沢「 それは付き合った時に聞いた 」

蓮「 Aは別れたつもりでいるだろうけど
俺は別れたつもりでいてません 」

滝沢「 はあ、…目黒はなにが言いたいんだよ 」

蓮「 …Aと付き合ってることを明日、ファンの皆さんに公表させてください 」


そう言って蓮くんは滝沢くんに頭を下げた

私は、頭を下げてる蓮くんをじっと眺めるしか出来なかった


滝沢「 …文春でるの知ってるのか？ 」

蓮「 知ってます 」

滝沢「 目黒との交際を公表しても文春は発売されるんだぞ？ 」

蓮「 分かってます 」

滝沢「 だったらなんで 」

蓮「 俺、Aのこと好きだから
だいすきだから、っ 」


蓮くんの目から一筋の涙が零れる

こんなにも苦しめてたのは私なのに
私まで涙が溢れてしまう、


蓮「 馬鹿で阿呆で世間知らずの俺を救ってくれたのはAなんです
だから交際を始めた時、真剣にこの交際と向き合いたい。ってそう思ったから俺は滝沢くんとジャニーさんに言いました 」

『 … 』


交際を始めよう。と告げてくれた日
蓮くんは、私に この交際を無駄にしたくない。長年の片思いがやっと実ったんだもん。って目を見て真剣に言ってくれた

真剣に考えてるから。そう言って指輪を渡してくれた1年記念日の日
最初は軽い気持ちで言ってるだろう。と思っていた私もいつしか、蓮くんとの将来を考えていた

将来を考えていた人の指輪なんて…簡単に外せないよっ









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