だいにじゅうさん ページ25
ピッピッピッ…
電子音が聞こえる
私…生きてた
少し周りを見渡すと
｢…みりお｣
ベッドの横ですやすやと寝ているミリオがいた
ずっといてくれたのだろうか目の下に隈がある
通形｢んっ……A…？A！！！｣
ガバリと起き上がった
通形｢よかった！！ほんとにっ…！｣
あ、ミリオが泣いてる珍しいなぁ
｢ごめんね｣
かすれた声しか出ないけど
｢ありがとう…みりお｣
ちゃんとお礼を言えてなかったから
通形｢！！どういたしましてっ…！！｣
数時間後
ミリオには色々聞いた
サーは腕をなくしたけど命に別状はないらしい
よかった…
エリちゃんは未だに熱が下がらないそうだ
心配だな…
他のみんなも大事には至らないみたいでよかった
｢あれ…？｣
傷が治ってきてる…
なんで？
とりあえず先生には言った方がいいと思い
ピッとナースコールをおす
医師｢これは…個性があるみたいだねぇ……｣
リカバリー｢あんたの個性は身代わりと不死身だね｣
｢はい、そうです｣
さっきより普通に話せるようになった
医師｢多分不死身の個性がそれを打ち消したのかもしれないね｣
リカバリー｢とにかく腹の穴が治ったと言っても病人だから、安静にしとくんだよ？｣
｢ありがとうございます。あ、あのえりちゃんって…｣
医師｢まだ熱が下がらなくてね…｣
｢私…身代わりで…｣
リカバリー｢だめさね！あんたは病人だと言っただろう！大人しく寝てるさね！それに、治るかはエリちゃん次第さね…｣
｢…はい、すいませんでした｣
えりちゃん頑張って…
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作者名：俺シカさん | 作者ホームページ：http://kaminot0826
作成日時：2018年2月3日 21時
