【ハイキュー】飛べ若者よ

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去年、男子バレー部の練習をたまたま見かけて少し覗いているところをノヤに見つかり、それからマネージャーをやってくれとしつこく言われている


ある日はグランドから叫ばれ、先生に怒られ──


ある日は廊下で追いかけまわされ、先生に怒られ──



ある日は仲間の田中と一緒に教室に押しかけてきて、友達に笑われ──



何度も何度も断っても折れてくれない




「西谷、声がでかいって」


「力は黙ってろ！ な！ やってくれよA！」



「部活入ったら家の手伝いとか出来なくなるでしょ？ 困るの！」


「ぐっ」



これをいうと、ノヤは何も言えなくなる。ふっ、甘いな。私も学んでいるのだよ




キーンカーンカーンコーン…



「ほら、遅刻するぞー」


「うっ！ ま、また来るからな！」



ドタドタと帰っていったノヤを見て、教室に入ってきた先生も苦笑いだ



「Aも大変だね」


「そう思うなら助けて」


「いや、俺もマネージャーやって欲しいし」



「……ずるい」



そんなことを少し笑って言われたら照れるじゃん。そう思い縁下を少し睨む



「まぁ、ほどほどにしとけって言っとくよ」


「お願いします」





(そんな可愛い顔で睨まれても怖くないんだけどな…)




(A！ この問題の答えは！)

(自分で考えてください)

(………それじゃあ授業にならないんだ)

(……すみませんでした)

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