【ハイキュー】飛べ若者よ

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澤村 大地 side


清水が体調不良で帰ってピンチヒッターで来てくれたA



Aのことはよく聞いていた


西谷と田中がずっと話している




"マネージャーやってほしい奴がいるんです！"



"絶対、説得するんで待っててください！！"




なんで、そんなにAにこだわるのかなー。とは気になってた



初めて会ったときも、イメージよりもずっと普通の女の子で、目立つ感じでもなければ、暗い感じでもない。いい意味で普通。



けど、影山と日向の速攻を影山が合わしているとすぐ見抜いたり、西谷や田中だけでなく、1年のしかもあの月島を手懐けている



あと……



「澤村先輩！ お疲れ様です！」



「お、おう！ ありがとね！」



テキパキとマネージャー業をこなしてくれる。清水が説明したわけでもないらしいし。スガの説明だけでよくここまで動けるよなー


しかも、テーピングがやたら上手い


丁寧かつスピーディー。なにかやってたのか？




「A」



「はい！」



「前、マネージャーしてたのか？」



「？？ マネージャーはしたことないです！」



「え、中学の時は？」



「帰宅部でした！」




帰宅部だったのに、なんでこんなに仕事できんの？！



「繋心ちゃん、あー、コーチの手伝いでこういうことはしてたんで！」



「そ、そうか。」




それだけで、こんなに動けるのか？




「A！」


「なに？」


「翔陽がドリンクこぼした！」



「あー、そこにある雑巾で拭いといて！」



「Aさん！」



「おー、影山くん！ どうした？」



「今日の晩飯なんですか？」



「あ、そっか！ 夜ご飯か！」



「夜ご飯は僕が作るので、大丈夫ですよ！」



西谷が来たかと思えば、次は影山が来て、次は様子を伺っていたのか武田先生。Aといると自然と人が集まる気がする



「私、作りますよ！」



「え、でも……」


「これでも毎日料理してるんで！ まかせてください！」




そう言って笑うAを見て、なんか西谷たちの気持ちがわかった気がした




「あ、あの、澤村先輩？」



「あ、すまん。 つい。」




無意識にAの頭を撫でていたらしい





「夕飯、楽しみにしてる」

「はい！ 期待しててください！」






(？？ 大地、どうしたー？)

(いや、なんか西谷たちの気持ちがわかった気がする)

(Aちゃん？ なんか可愛いよなー！ 妹みたい！)

(俺は嫁さんにほしいけどな)

(え！？)

(練習するぞー！)

(大地！！？)

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