【ハイキュー】飛べ若者よ

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「ふぁあ〜」


と大きなあくびをしながら、私は自販機に向かっていた。

昨日は思いがけずバレーの試合を見ることになり、帰り際にまたノヤと田中のマネージャーやってくれ攻撃に遭い、逃げるように走って帰った。昨日は死ぬほど走った。

とりあえず、いちご牛乳が飲みたい。いちご牛乳不足



「あ。」

「？？」


ぼーっと歩いていると前から声がしたので顔をあげてみると、そこには影山くんがぐんぐんヨーグルを片手にこっちを見ている


影山くんがぐんぐんヨーグル……可愛いな。



なんて思いながらも、やっほー！と挨拶をすると、ちわっ！と挨拶を返してくれた。さすが体育会系！



「……あの」




「ん？」


私がいちご牛乳を買っていると、まだいたのか影山くんが話しかけてくる



2人でベンチに座って影山くんが話し始めるのを待つ。あぁ、いちご牛乳おいしい！




「俺、実は……」


「え、なに、告白？」


「……………」


「ごめん。 続けて」



冗談でそんなことを言うと、真顔で返された。冗談なのに。



「Aさんのこと知ってるっぽいです」




「そうなの？」




「はい。 中学北一でしたよね？」



「そうだよ！」




「及川さんと付き合ってましたよね？」




「ブフォッ！！」





影山くんの衝撃の一言にいちご牛乳を吹き出すと白い目で見られた。誰のせいだ！




「な、なんで、知って……あ」





認めてしまった





実はわたくしA A、及川徹とお付き合いしたことがあります。なんでって？それは………なんでだろう。



彼がなぜか私を気に入って流れで付き合ったんだけど、長くは続かなかったんだよね〜。彼、ファン多いし





「なんで、覚えてたの？」


「よく及川さんが自慢げに話してたんで」


「あいつ変なこと言ってないだろね。」


「いや。 可愛いんだよーとか、こないだ手繋いだんだ「もういいです！！」





予想以上の幼稚な話にストップをかけると首を傾げる影山くん


あいつ次会ったら覚えとけよ。

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