【ハイキュー】飛べ若者よ

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影山と知り合い？と菅原先輩が言ったのを聞いて、影山くんが考え込んでいる



「あー、私が一方的に知ってるだけです！ 有名だったし！ 天才セッターだってこともわかってたんで、日向くんに影山くんなら合わせられるだろうってわかってただけです！」



「そ、それはそれで凄いけど」



「なんなんだお前ら変人か！！」




影山くんが私をじーっと見ている。そんな見られちゃ照れちゃうじゃない！とか言いそうになったがとどめる。さすがにこれを言ったら気持ち悪いと思われるな



1セット目は町内会チームの勝ち。時間も時間なので、すぐに２セット目開始




ラリーが続く中、旭さんがスパイクを打った────そのボールは




「あぶな」───バチコンッ




そのボールは一直線に日向くんのところへ向かっていき、思いっきり顔面に当たった



皆は日向くんに駆け寄り様子を見ている。武田先生は「きゅ、きゅ、」と救急車を呼ぼうとしているところを、繋心ちゃんに落ち着けよ。と言われている



そのボールを打った旭さんも顔を真っ青にしていた





「はっ！？」




いきなり脅え始める日向くんを見て、視線をそちらに向ければ明らか怒っている影山くんだった




「……なにボケェーっとしてた……試合中に……」



もの凄い威圧感に日向くんも何も言えないでいる



「俺は知ってるぞ……エースはかっこいいけど自分の一番の武器が囮なんて地味でかっこわるい。 自分に東峰さんみたいなタッパとかパワーがあればエースになれるのに」



「そっそんなこと思ってない！……くも……ない……けど」



エースに憧れるのは仕方ない
本当はエースになりたかったのだから




「エースが居るってわかってから興味とか憧れとかの他に嫉妬してたろ」



「！」



「試合中に余計なこと考えてんじゃねーよ」



「……羨ましくて…何が悪いんだ……。 もともとでっかいお前なんかに絶対わかんないんだよ！！」



その日向くんの叫びに誰もが何も言えなくなる



その後、管理人さんが鍵を締めに来たが、武田先生のおかげで何とか試合が続行できそうだ



さぁて、どうするかな

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