第37話 ページ37
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ハリー「A！あの、クリスマスカードありがとう！」
ロン「今学期もよろしく」
休暇明け。
それぞれ思い想いに過ごしたようだ。
ハー「それで、本は見つかった？」
ハリー「まったく。」
『なんの本を探してるの？』
ハー「ニコラス・フラメル」
『ああ、ハグリッドが言ってた…まって、本を探してるの？』
ハリーとロン、ハーオニーが動きを合わせてうなずいた。
『とても言いにくいけど、前にハーオニーが借りてた本に載ってたわよね…？』
「覚えてる？」とひと言付け足すとしばらく考える素振りを見せ、すぐさまパッと顔を上げた。
ハー「思い出した！わたし、ああ、どうして忘れてたのかしら」
ハーオニーがズカズカと図書室へ進んでいった。慣れたように、本棚と本棚の間に入り込み、本を探し始めた。
ハーオニー以外の3人は、することが無く椅子に座ってまった。
ハー「これ。ずいぶん前に借りたのよ、かるい読み物だけど」
ロン「軽い？これが？」
ハー「あったわ、ここよ。ニコラス・フラメルは賢者の石を作り出した人である」
「なにそれ？」とロンとハリーが同時に口にした。
『賢者の石は、恐るべき力を秘めた伝説の物体。
どんな金属も黄金に変え、命の水を生み出す。これを飲めば不老不死になるの』
ハー「現在存在する唯一の石はニコラス・フラメルが所有している。フラメル氏は有名な錬金術師で去年６６５歳を迎えた…フラッフィーが守ってるのはこれよ！仕掛け扉の下にあるのは賢者の石よ。」
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作者名：ランドセル | 作成日時：2021年12月2日 21時
