杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ5)

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第5話ページ5

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9と4番の3番線を越え、列車の中に入ったハーマイオニーとA。

『ここ空いてる』

ハー「じゃあ、ここに座りましょう」

偶然空いていた個室に入って座ると、一人の男の子がハーマイオニーに話しかけた。

ネビル「やあハーマイオニー。他に席が空いてなくて…よければ一緒にダメかな」

ハー「もちろんいいわよネビル。」

ネビル「ありがとう」

そう言い、ネビルはハーマイオニーの隣に座った。
カエルを可愛がっている。

ハー「この子はA・オリバンダー。杖のオリバンダーの娘よ」

ネビル「そっか、きみが。僕ネビル・ロングボトムよろしく」

Aは本を読んでいたが、ネビルの自己紹介が終わるとネビルの目を見て言った。

『よろしくネビル、それとカエル』

そう手短に返すと、Aはまた本に目をやった。

ネビル「あ…なんていうか、トレバーにまで挨拶されるのは初めてだよ」

ハー「ちょっと変わってるのよ、本当に少しね。
でも優しいのよ。」

ネビル「オリバンダー店で2人は会ったの？」

ハー「いいえ。お店があるダイアゴン横丁で迷ってるところを助けてくれたの。」

「ああ、ダイアゴン横丁」とネビルが反応した。

するといきなり、ずっと本を読んでいると思ったAが会話に入ってきた。

『ところでネビル、あなたのカエルのトレバーなんだけど。さっき一人でどこかへ行ったけど、猫みたいにちゃんと帰ってきたりする？』

指摘されたネビルは手元を見ると、トレバーがいなくなっていた。話に夢中で気づかなかったのだ。