【第7話】 ページ7
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『中国さん!ようこそ!』
中国「A、来たある!」
遠路はるばるやって来た中国さん。
背負っているリュックからは、シナティちゃんが顔をのぞかせている。
中国「さすがA、目の付け所が違うある!
これはお前にやるから、大切にするよろし」
『あ、はいっ、ありがとうございます!』
────日本に似たのいた気がする。
そんな事を思いつつも、何気に可愛かったので
ぬいぐるみを貰っておいたA。
中国「それより、ここは相変わらず寒いあるな…」
『まだマシな方ですよ。これどうぞ』
寒がる中国に、自身のコートを羽織らせた。
中国「なっ、お前が風邪ひくある!」
『私はこう見えて、厚着しているのでおかまいなく』
中国「さすがあるな…じゃあ、お言葉に甘えて」
自慢気に、暖かそうなインナーを見せつけて来たA。それに安心した中国は、コートを深くかぶった。
中国「…何か、こっちが小っ恥ずかしいある」
『女性もののコートだからですか?』
中国「それもあるが…その、お前の匂いが…」
後半もごもごと小さくなる声が聞き取れなかったものの、中国が紅潮しているのを見て、Aも何だか恥ずかしくなった。
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作者名:ランドセル | 作成日時:2021年7月9日 20時